特別展「民藝 MINGEI—美は暮らしのなかにある」が、愛知の名古屋市美術館にて、2024年10月5日(土)から12月22日(日)まで開催される。大阪中之島美術館などでも開催された巡回展だ。
思想家・柳宗悦が約100年前に説いた民衆的工藝、「民藝」。柳は、名もなき作り手によって生みだされる日用品にこそ「美」が宿る、という考えのもと、日本国内ばかりでなく世界各地に目を向け、日々の生活に溶け込む品々を集めた。そして、柳がこの世を去ったのちにも民藝運動は継承され、日本各地でも新たな手仕事の品が手がけられている。
特別展「民藝 MINGEI—美は暮らしのなかにある」は、「衣・食・住」をテーマに、民藝をひもとく展覧会。暮らしで用いられてきた、時代や地域もさまざまな品々約150件を一堂に集めて紹介する。
本展では、装飾性と機能性を兼ね備えた江戸時代の刺し子の着物、大胆な模様を施したアイヌの衣装、イギリスのスリップウェアの皿など、民藝の名品を一挙公開。加えて、今に続く民藝にも光をあて、兵庫の丹波布、岡山の倉敷ガラスなど、5つの産地を紹介する。
特別展「民藝 MINGEI—美は暮らしのなかにある」
会期:2024年10月5日(土)〜12月22日(日)
会場:名古屋市美術館
住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25(芸術と科学の杜・白川公園内)
開館時間:9:30〜17:00(金曜日は20:00閉館)
※入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
観覧料:一般 1.700円(1,500円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は、前売および20名以上の団体料金
【問い合わせ先】
名古屋市美術館
TEL:052-212-0001