第3章「アニメーションの世界を本物に」では、アニメーションで描かれたモチーフを立体的な形に表現したプロジェクトについて紹介。この「サツキとメイの家」が「ジブリパーク」誕生に至るきっかけの1つになった。
三鷹の森ジブリ美術館を手掛けた後、宮崎吾朗は、2005年に開催された愛・地球博のパビリオンの1つである「サツキとメイの家」を建築した。本展では、現在、ジブリパーク内の「どんどこ森」に位置する「サツキとメイの家」の模型や、実際に使用されたパーゴラの柱などを展示している。
第4章「ジブリパークのつくりかた」では、「もののけの里」に展示される「乙事主」の滑り台の1/20サイズ模型や、「タタリ神」の一部の原寸大模型などを展開。また、ジブリパークの「魔女の谷」で一際存在感を放つ「ハウルの城」の模型も必見だ。煙突や配管などの一部をリアリティあふれる原寸大サンプルも展示している。
ジブリパークの「ジブリの大倉庫」で開催中の「ジブリのなりきり名場面展」から『千と千尋の神隠し』の名シーンを再現。カオナシの横に座り主人公千尋になった気分を味わえる。同じく「ジブリの大倉庫」にある「にせの館長室」の展覧会特別バージョンも登場。仕事に没頭する湯婆婆の姿を見ることもできる。
さらに、ジブリパークの「魔女の谷」にある乗り物遊具「メリーゴーランド」の再現展示は東京会場から初登場。実際に乗って写真撮影が可能だ。
グッズショップでは、「ジブリパークとジブリ展」のオリジナルグッズなどが豊富にラインナップ。中でも注目は、東京会場限定のネコバスピンズ。ネコバスの行先表示が“とうきょう”になった特別なデザインをあしらっている。
このほか、「ジブリパークとジブリ展」限定グッズとして、「ジブリパークとジブリ展」公式パンフレットやミニトトロのぬいぐるみ、カオナシの靴下、展覧会のビジュアルを描いたトートバッグなど、多彩なアイテムを取り揃えている。
スタジオジブリ作品には、『コクリコ坂から』など昭和を舞台にした作品があることにちなみ、東京会場限定で昭和の雰囲気を楽しみながら作品に想いを馳せることができるレストラン「昭和食堂船」がオープン。会場に隣接する水上施設「T-LOTUS M」を昭和の船上レストランに見立てた店となる。店内では、「昭和が薫るナポリタ~ン」や「昭和が漂うラ~メ~ン」などを味わうことができる。
なお、「ジブリパークとジブリ展」は長野県立美術館などでも開催されており、巡回展にあたる。
「ジブリパークとジブリ展」
開催期間:2024年6月28日(金)~9月23日(月・休)
開館時間:9:30~20:00(最終入場19:00)
※9月23日(月・祝)は12:30最終入場、14:00閉館。
会場:天王洲・寺田倉庫 B C HALL E HALL
住所:東京都品川区東品川2-1-3
<チケット情報>※日時指定予約制
■通常チケット 大人 1,900円、中・高校生 1,600円、小学生 1,200円
※未就学児は購入不要。特典付きチケット希望の場合は購入が必要。
※学生料金で入場の際は学生証を提示。
■特典付きチケット
・「昭和が薫るナポリタ~ン」または「昭和が漂うラ~メ~ン」付きチケット 大人 2,900円、中・高校生 2,600円、小学生 2,200円
※メニューは週替わりでの提供。入場時間の3時間後までに「昭和食堂船」に入ること。
※販売枚数は数量限定。16:00入場回までの販売。
・プリンスホテル 展覧会鑑賞券付きステイプラン
※料金は予約サイトにて案内。
・PETALS TOKYO 展覧会観覧券付き宿泊プラン
※料金は予約サイトにて案内。