「ジブリパークとジブリ展」が、高知県立美術館にて、2024年3月31日(日)まで開催される。
長野を皮切りに愛知、熊本、兵庫、山口と巡回してきた展覧会「ジブリパークとジブリ展」が高知で開催。スタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設「ジブリパーク」誕生の舞台裏を、貴重な制作資料や試作品を通して紹介する。「ジブリパーク」の制作現場を指揮する宮崎吾朗の、映画『ゲド戦記』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』といったこれまでの作品を振り返る展示にも注目だ。
ぜひチェックしたいのは、高知会場から初登場となる、「もののけの里」に関する展示だ。2023年11月に「ジブリパーク」に開園した「もののけの里」は、映画『もののけ姫』に登場するエミシの村とタタラ場を彷彿させる、和風の里山的風景が広がるエリア。エリア内には、猪神の最長老である「乙事主(おっことぬし)」の滑り台や、もののけの神が変化した姿である「タタリ神」のオブジェが設置されている。
「もののけの里」に関する展示スペースでは、「乙事主」や「タタリ神」の部分模型を紹介する。カラフルなタイルで覆われた部分模型は、制作段階で使われた原寸大サイズのもの。毛並みや畝、目など細かく表現された、迫力のある造形を間近に目にすることができる。あわせて、1/20スケールの模型や制作資料も展示される。
この他、ジブリパーク内「ジブリの大倉庫」の「ネコバスルーム」にあるネコバスの1/5スケール模型や、映画『千と千尋の神隠し』の「ジブリなりきり名場面展」、三鷹の森ジブリ美術館で開催された企画展示「アーヤと魔女展」の再現展示なども登場。ジブリファン必見の、心躍るような展示空間が広がる。
なお、「ジブリパークとジブリ展」は長野県立美術館などでも開催された巡回展にあたり、四国では初開催となる。
【詳細】
「ジブリパークとジブリ展」
会期:2023年12月23日(土)~2024年3月31日(日)
会場: 高知県立美術館
住所:高知県高知市高須353-2
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:12月27日(水)~2024年1月1日(月・祝)
観覧料:一般 1,700円、中学生・高校生 1,200円、4歳~小学生 900円
※本展は 「事前予約制(日時指定)」。来館前にオンラインあるいはローソン、ミニストップ店頭にて、日時指定券の予約・購入が必要。
【高知会場 問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:050-5542-8600(9:00~20:00)