展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」が、東京富士美術館にて、2024年7月6日(土)から9月29日(日)まで開催される。東京都美術館でも開催された巡回展だ。
目に映るありのままの世界を描きだすため、戸外に出て、鮮やかな色彩と大胆な筆遣いによる絵画を生みだした印象派。その中心地であるフランス・パリには、国外から多くの画家が集い、印象派の作品にふれ、その表現技法を自国に持ち帰った。こうして、西洋美術に革新をもたらした印象派の表現は、世界へと広かっていったのであった。
展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」では、印象派がヨーロッパ諸国やアメリカなどにもたらした影響を紹介する展覧会。印象派の作品を積極的に収集してきた、アメリカ・ボストン近郊のウスター美術館の印象派コレクションを中心に、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールといったフランスの印象派から、アメリカ、ドイツや北欧の印象派まで、印象派の広がりをたどってゆく。
なかでも本展で着目するのが、アメリカにおける印象派の諸相である。1880年代半ば頃より、多くのアメリカ人画家がヨーロッパで学び、明るい色彩を作品に取り入れるようになった。そして、19世紀末から20世紀初頭にかけて、アメリカの画家は独自の印象派を展開していったのであった。会場では、アメリカで印象派を広めるために活動したチャイルド・ハッサムなど、これまで日本で紹介される機会の少なかったアメリカ印象派の作品を公開する。
展覧会「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」
会期:2024年7月6日(土)〜9月29日(日)
会場:東京富士美術館 本館 企画展示室
住所:東京都八王子市谷野町492-1
開館時間:10:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)・23日(月・振)は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)・24日(火)
観覧料:大人 1,500円(1,200円)、高校・大学生 900円(800円)、小・中学生 500円(400円)、未就学児 無料
※新館常設展示室も観覧可
※( )内は、20名以上の団体、65歳以上など、各種割引料金
※土曜日は小・中学生無料
※障がい児者および付添者1名は通常料金の半額(証明書を要提示)
※画像写真の無断転載を禁ずる。
【問い合わせ先】
東京富士美術館
TEL:042-691-4511