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画家・野見山暁治の展覧会が練馬区立美術館で - “ダイナミックなイメージ”へと向かった画業をたどる

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展覧会「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」が、東京の練馬区立美術館にて、2024年10月6日(日)から12月25日(水)まで開催される。

野見山暁治の足跡をたどる

野見山暁治 《ある日》 1982年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [後期展示]
野見山暁治 《ある日》 1982年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [後期展示]

野見山暁治(のみやま ぎょうじ)は、長く練馬区内にアトリエを構え、2023年にこの世を去った洋画家だ。1920年福岡に生まれた野見山は、東京美術学校(現・東京藝術大学)を繰り上げ卒業して旧満州に出征。終戦後、1952〜64年にはフランス留学を経験し、徐々に抽象的な表現へと作風を変化させている。その後、晩年にいたるまで、自然や身近な物をモチーフに独自のイメージを追求していった。

野見山暁治 《崖》 1961年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [前期展示]
野見山暁治 《崖》 1961年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [前期展示]

展覧会「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」は、練馬区立美術館のコレクションを中心に、収蔵後初公開の作品を含む、油彩画やドローイング、版画など約80点を紹介。会期を前期と後期にわけて、野見山の足跡をたどってゆく。

前期:画業最初期からフランス留学時代まで

野見山暁治 《廃坑(D)》 1951年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [前期展示]
野見山暁治 《廃坑(D)》 1951年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [前期展示]

会期中の前期は、野見山の画業際初期からフランス留学時代までに着目。第二次世界大戦への従軍前後、野見山は、西洋への憧れを抱きつつ、暗い色調で構築的な風景画や静物画を手がけていた。その後、渡仏後には、自由な線描と明るい色面による作品を手がけてゆくこととなる。本展では、《自画像》、《廃坑(D)》、《崖》などの作品を通して、作風の展開を紹介する。

後期:帰国後から晩年まで

野見山暁治 《海坊主誕生》 1978年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [後期展示]
野見山暁治 《海坊主誕生》 1978年
油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 [後期展示]

一方、後期の展示では、帰国後から晩年までの作品を紹介。帰国後の野見山は、山や海といった自然の動きを、ダイナミックに描きだしている。その後も制作への意欲は晩年まで衰えることはなく、大胆な筆致と豊かな色彩を用いて、独自のイメージを探っていった。会場では、《海坊主誕生》、《ある日》、《遠い海から》などを目にすることができる。

野見山のアトリエにも着目

野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年
撮影:名和真紀子
野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年
撮影:名和真紀子

また、本展では、野見山のアトリエにも着目。野見山は、1971年に東京都練馬区に、1976年には福岡県糸島市に住居兼アトリエを構えている。これらはいずれも、住宅建築で著名な建築家・篠原一男(しのはら かずお)の設計によるものであった。会場では、アトリエに残された制作の道具や愛用の品々を展示するほか、アトリエでのインタビュー映像、本展のために新たに撮影した練馬と糸島のアトリエ内部映像も公開する。

展覧会概要

展覧会「追悼 野見山暁治 野っ原との契約」
会期:2024年10月6日(日)~12月25日(水)
[前期 10月6日(日)~11月10日(日) / 後期 11月12日(火)~12月25日(水)]
会場:練馬区立美術館 2階展示室
住所:東京都練馬区貫井1-36-16
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(10月14日(月・祝)、11月4日(月・振)は開館)、10月15日(火)、11月5日(火)
観覧料:一般 500円、高校生・大学生・65~74歳 300円、中学生以下・75歳以上 無料
※各種割引制度あり
※一般以外の無料・割引対象者は、年齢などを確認できるものを要提示
※リピーター割引:展覧会の半券の持参により、各種料金より割引(一般 300円、高校生・大学生・65~74歳 200円)

※画像・写真の無断転載を禁ずる。

【問い合わせ先】
練馬区立美術館
TEL:03-3577-1821

Photos(11枚)

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