映画『海の沈黙』が、2024年11月22日(金)より全国公開される。
映画『海の沈黙』は、ドラマ「北の国から」や「やすらぎの郷」など数々の名作を手がけてきた倉本聰が原作・脚本を務める作品だ。構想に60年もの時間をかけ、「美術品の贋作」をテーマに据え「美とは」「権威とは」という問いを描く。倉本聰自身が「どうしても書いておきたかった」と語る、渾身の映画脚本であり、倉本聰による“最後の映画”となる。
主人公は、人々の前から姿を消した天才画家・津山竜次。竜次の秘めたる想いや、美と芸術への執念、忘れられない過去などを背景に、「美とは何か」を巡る人間ドラマと大人のラブストーリーが描かれる。
物語の始まりは、世界的な画家の展覧会で起こった贋作事件。この絵を描いたのは一体、誰なのか? 同じ頃、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、突然人々の前から消えた津山竜次だった。
主人公・津山竜次…本木雅弘
かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した。病気を患っており、余命幾ばくもない。多くを語らず、ひたすらキャンバスにあふれる想いをぶつけ、大きなキャンバスを前に創作を続けている。
田村修三…石坂浩二
世界的な画家。自身の展覧会で展示作品のひとつが贋作だと判明する事件が起きる。
田村安奈…小泉今日子
かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻。
フィクサー ・スイケン…中井貴一
竜次に長年仕える謎の人物。田村の過去を知り、“美術愛好家”を名乗る。
清家…仲村トオル
安奈のかつての知人で中央美術館の館長。贋作事件を追う美術鑑定の権威。
牡丹…清水美砂
全身刺青の女。北海道・小樽で死体となって発見される。