日本は私たちにとって大きなマーケットですので、今回オープンできることにとても感謝しています。これまで限定ショップの展開は行ってきましたが、旗艦店では100以上のストールを取りそろえているので、ブランドの世界観をより深く伝えることができるはずだと思っています。
柔らかさ、暖かさ、繊細さ、そして伝統とイノベーションといえるでしょう。すべてのストールは、いつまでも触れていたいと感じる心地よさがあります。
ファリエロ サルティは、クラシカルなストールの在り方を変えました。子供が縫いぐるみをずっと離さないように、私たちのストールも身にまとう人が毎日手放せなくなるほど、良い肌触りだと思います。価格は高いとは思いますが、それに値するクオリティがあります。糸からイタリア産のものを使用し、現地で生産しています。素材のみを他の国から輸入し、イタリアで生産するということもできるのですが、私たちは本当に柔らかい肌触りを実現するため、糸にこだわっているので、そういったことは行っていません。
私たちのストールの秘密は、とても大きいサイズなのに軽い、ということです。広げると大きいので、首に何回も巻けるのですが、重くなりません。そこが重要なポイントです。今の季節はそこまで暖かさは必要ありませんが、冬になったとき、何重にも巻くことで、重くならずにストールをまとうことができます。
何よりもまず、自分らしいものを見つけるべきだと思います。私はそれほど背が高くないので、ストールはボリュームが出過ぎてしまうことが多いです。もし首にボリュームがある場合は、その他の服をタイトにすますね。背が高い人もいれば、そうでない人もいるので、自分をどういう風に見せたいか考えることが大事だと思います。
でも私は、日本人のほうがスカーフを上手に使いこなしていると思うわ!イタリア人は、どちらかというと、カーディガンのようにショール的な感覚で身に着けている人が多いです。
あとはイタリアではスクーターに乗る人も多いので、首回りを風から守るためだけにストールを使用します。日本ではそんなに多くスクーターに乗る人を見かけないので、そういった意味で、“ストールのあり方”が違うのかもしれませんね
Interview and Text by Kanae Kawasaki
【店舗詳細】
ファリエロ サルティ青山店
オープン日:2014年8月30日(土)
住所:東京都港区南青山5-3-25
営業時間:12:00〜20:00(不定休)
TEL:03-6450-6635