TOGA(トーガ)が2015年春夏コレクションをロンドンで発表。「反射、浮遊感、断片化」をテーマに、アーティでフェミニンなコレクションを披露した。
今季はシースルー素材が効果的に使用され、ロングスカートの一部に配されたトランスペアレントなプリーツが、歩く度に揺れ動く。さらにオーガンザのような繊細な生地が、首もとや袖口、胸元などにポイントで取り入れられ、羽衣のように柔らかな印象を与えた。
“反射”を表現するパーツとして、洋服の至る所にミラーを採用。様々な形にカットされたミラーは、ジャンプスーツの胸元などに取り付けられたほか、ピアスといったアクセサリーにも用いられ、光を受けて輝く。
ショーの後半では、画家セルジュ・ポリアコフ(SERGE POLIAKOFF)の抽象絵画を引用したピースが登場。アブストラクトな絵画は、ミニ丈のドレスやパンツなどに描かれ、まるで美術展を見ているかのよう。さらにコートやシャツ、パンツの一部分や、斜めにフリルが配されたロングドレスにまでコラージュのような絵が描かれ、岩肌や空など偉大なる自然を連想させた。