ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)が2014年9月17日(水)に、2015年春夏コレクションをミラノで発表した。コレクションのキーワードは「Bourgeois punk, Bohemians DIY」。
思いきりミニ丈のシャツドレス、ランジェリーのように透け感のあるドレスなど、一見センシュアルなワードローブが次々と披露された今季。コケティッシュな魅力が漂うコレクションをよく見ると、無骨なベルトやロックなチェック柄などでスパイスを効かせているのが分かる。
ファーストルックを飾ったのはパリッとした質感のシャツドレス。ミリタリーカラーのマニッシュなアイテムをミニ丈にするからこそ、女性らしさがより際立っている。黒いスパンコールをバックにあしらった煌びやかなベルトで無造作にウエストマークし、ボディラインを強調した。
その後はシースルーの装いが続き、ヌードカラーのシャツとペンシルスカートのセットアップ、ブラとパニエを覗かせたナイトウェア風のドレスなどが登場。また今季はタータンチェックのアイテムも豊富で、ビジューをあしらったワンピースやシャツなどに使用された。中でもインナーなしでモデルが着用した、チェックのロングドレスは注目。前から見るとノスタルジックで夏らしいワンピースだが、サイドは大胆に露出、そしてバックスタイルは可愛らしくストラップをクロスさせるなど、見る角度によって異なる表情を見せる一着だ。
パレットはダークカラーやニュートラルな色合いに、グリーンや落ち着きのあるバーントオレンジが加わった。後半は、繊細なレース地に鳥が舞うドレスやスカートのほか、細やかなタッチで花々が描かれたドレスなども見られ、ちょっぴりアーティな一面も。
またリボンを巻き付けたようなアシンメトリーなミュールは、足元にリュクスな存在感をプラスした。サテン地のような光沢のあるものだったり、ビジューがあしらわれていたり、グリッター素材だったり……。ペンシルスカートやミニ丈とバランスのよいボリューム感のあるシューズで、今季のコーディネートを完成させた。