シチズン(CITIZEN)が、ミラノサローネで披露しコンペティションで2冠に輝いたインスタレーション「LIGHT is TIME」を再構成し、凱旋展を東京・青山で開催。2014年11月14日(金)から11月28日(金)までの期間、約7万2千人が訪れ、会期は当初より4日間延長されるほどの盛況を博した。
建築家の田根 剛と照明・音響演出に遠藤 豊を迎えて創り上げた「LIGHT is TIME」は、部品から完成時計まで全てを製造可能なマニュファクチュールであるシチズンの原点「地板(ぢいた)」を使って圧倒的な光の空間を作り出したもの。黄金に輝く地板はらせん状に飾られ、中心には時計と、地板を模したオブジェを展示。
2014年4月にイタリア・ミラノで行なわれたデザインの祭典・ミラノサローネに出展した際は、「ミラノ・デザイン・アワード 2014」において、「ベストエンターテイニング賞」と「ベストサウンド賞」の2部門を受賞。4年前の賞の創設以来、1作品が2部門を同時に受賞し大きな話題となった。
シチズンは、1976年、「光」を電気エネルギーに変えて「時」を刻むエコ・ドライブという独自の技術を開発。地球上どこでも光さえあれば動き続けるこのシステムは、言い換えれば世界中の市民が平等に使える時計であり、シチズンの企業精神の本質とも言える。そんなバックグラウンドを持つシチズンが「光」と「時」の関わりを探求したインスタレーションだ。
凱旋展では、創業当時の時計から現代にいたるまで、シチズンがこれまでに製作したアーカイブを紹介。また穴車など時計の部品を顕微鏡でのぞけるしかけや、時計作りへのこだわりを伝えるパネル展示なども行われる。時間のはじまりからシチズンの起源、そして最新の腕時計までを通して、見てそして体験出来る凱旋展だ。
11月13日(木)、シチズンの腕時計「クロスシー」のイメージモデルを務める、北川景子を迎え点灯式が開催された。真っ暗な会場から、らせん階段をゆったりと下り、光沢のあるシンプルなドレスを身に着けた北川が登場。点灯の合図とともに、会場は黄金の輝きに包まれた。
【概要】
CITIZEN “LIGHT is TIME” ミラノサローネ2014 凱旋展
日時:2014年11月14日(金)~11月28日(金) ※11:00~20:00まで。(最終日のみ23時まで)
会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)東京・南青山
入場料:無料
【問い合わせ先】
シチズンお客様時計相談室
TEL:0120-78-4807