マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)の2015-16年秋冬メンズコレクションが発表された。
クエンティン・クリスプとジェームス・ディーンからインスパイアされた本コレクションは、ロマンスとソフトラグジュアリーが共鳴。ボヘミアンでクラシック・アメリカンな趣は、平凡な日常を捨て去り、非凡な日常を与えてくれるようなワードローブだ。
チャコールやブラウン、ブラックなど落ち着いたものが中心のパレット。そこにワインレッドやアイボリー、ダークグリーンを組み合わせ、多様な表情をみせた。
ファブリックには、マスキュリンなものを中心に採用。プリンス オブ ウェールズやヘリンボーン、ピンストライプやダイヤモンド ジャカードなどクラシカルで品のあるニュアンスのものばかりだ。
全体として、ボリュームのあるシルエットが多く登場。裾が余るほどに長いトラウザーや、身体よりも大きいストール、丈の長めなニットのジャケットなど、ジャストサイズでは表現できない、豊満なクオリティがコーディネートの主役を飾った。
レザーやファーなどファブリック以外にもリュクスな素材をふんだんに使用。ミニマルなレザーのジャケットや大ぶりなファーコートなど1点でルックの印象を決定づけるようなパワーのあるアイテムが見られた。