フェミニンで大人のガーリースタイルが人気の「レベッカ テイラー(REBECCA TAYLOR)」の2011-12A/Wコレクション。
今シーズンのコレクションは、オプ・アートで有名なアメリカの画家ロス・ブレックナー(Ross Bleckner)のドリーミーで幻想的な絵画とそのおぼろげなイメージやまばゆい輝き、そして70年代のパリのシックなナイトクラブの薄暗い灯りに照らされた夜にインスパイアされた。
レベッカ テイラー得意のプリント柄には、ロス・ブレックナーの作品の視覚に訴えかけるような空間構成のようにモチーフを配置。いつもならばポップでキュートなイメージに仕上がる花柄のプリントも、今回はその大きさや配置の仕方、カラーによって、むしろ妖しげな印象。
さらに、光沢感のある素材を使っているところやミッドナイトブルーなどのカラーがより夜のイメージを喚起させる。その他キーカラーとなっているのは、マジェンダ、エレクトリック・ブルー、スモーキーブルー、グレー。また幾何学パターンのアイテムやファーを部分使いしたものなどでスタイルに幅を持たせている。全体的にシルエットはタイトで、体のラインを綺麗に見せるもの。コーディネートでは、ハイウエストのリボンモチーフのベルトが効果的。ワンピースやコートなどのポイントとして効いてる。
強調されたアイラインや濃い口紅などの大人っぽいメイクで、まさにこれからパリのナイトクラブに出掛ける活発な大人の女性を描いたかのようなコレクションだ。