今季よりブランド名を一新した、メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)の2011-12秋冬メンズコレクション。カウボーイ同士の禁断の愛を描いた、アン・リー(Ang Lee)監督の映画“ブロークバック・マウンテン(Brokeback Mountain)”へのトリビュートコレクションである今季は、映画の中でも特に1960年代のウェスタンアメリカンスタイルに強くインスパイアされている。
柔らかな色合いのグレーやベージュが、色とりどりのコットンのチェックシャツを上品に引き立てる。ウェスタンを象徴するかのような、シャツやデニムを使用したルックも多いが、クラシックでシンプルなラインのカーディガンやチノパンに、ローゲージのニットキャップやインディゴデニム、レザーブルゾンを合わせる、大人の上質なアウトドアスタイルを多く提案している。
中でも、今年100年の伝統を記念するハリスツイードを使用したジャケットを始め、最高峰の6本撚りの糸(6PLY)を使用したショールカラーのカーディガンは、素材に強くこだわるメゾン キツネらしい注目アイテムだ。