アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』が、2017年11月17日(金)より全国で公開。
映画『シン・ゴジラ』のヒットが記憶に新しい。累計観客動員数は562万人、累計興行収入81.5億円を突破し、2016年に公開された実写邦画ではナンバー1を記録した。そんな中、アニメーション映画として新たなゴジラが始動。これまでに29本製作された国産ゴジラ映画や2本のハリウッド映画とも一線を画す“誰も見たことのないゴジラ”が誕生する。
TVアニメとしては、アメリカで『GODZILLA』(1978年)、ハリウッド版第1作目『GODZILLA』の続編として『Godzilla: The Series』(1998年)が製作・放送されていたが、”アニメーション映画”としてゴジラが制作されるのは今回が初の試みだ。
さらに、「ゴジラ」映画史上初となる3部作で描かれることも決定。主人公・ハルオをはじめとする人類とゴジラとの“因縁”の戦いを、3部構成という大長編で描きあげる。
「20 世紀最後の夏、その日初めて人類は地球という惑星の支配者が自分たちだけではないと知った。」という主人公ハルオのモノローグ。地球は、人類が帰還してから2万年が経過し、ゴジラを頂点とする生態系に変わり果てていた。そんな人類を脅かすゴジラの表情、そして動く姿。人類VS地球を支配した“ゴジラ”との壮絶な戦闘シーンがリリースされた映像から明らかとなった。
圧倒的な存在感で現れるゴジラの巨大な姿、全身を光らせ青白い熱線を放つ攻撃。そんなゴジラに正面攻撃を仕掛けるホバー部隊による空中戦や大地を焼き尽くす爆撃戦など、人類とゴジラの死闘が描かれる。
監督を務めるのは、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』でシリーズ最高63.1億円の興行収入を叩きだした静野孔文と、TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』などで知られるCG作品の名手・瀬下寛之の2人。そして、ストーリー原案・脚本を「魔法少女まとどか☆マギカ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した虚淵玄が、制作を「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で米国エミー賞・最優秀賞を受賞した国内最高峰のCGスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」がそれぞれ担当する。
作品の要の一つともいえる声優。アニメーション映画『GODZILLA』に参加する声優陣は豪華だ。主人公の青年・ハルオ役に宮野真守が決定。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていたという役どころとなっており、ゴジラに対する“因縁”と“怒り”を抱く復讐者を熱演する。
さらに、ハルオの良き理解者で異星人「エクシフ」のメトフィエスを演じる櫻井孝宏、ヒロインのユウコを演じるのは花澤香菜となり、そのほかハルオを尊敬する若手パイロットのアダムは梶裕貴が、楽天家の環境生物学者・マーティンを演じるのは杉田智和、そして異星人「ビルサルド」のガルグを諏訪部順一が担当する。『進撃の巨人』『銀魂』『DEATH NOTE』『おそ松さん』など数々のヒット作に携わるメンバーが集結している。
公開に先駆け発表されたビジュアルには、未来のスキンスーツをまとい険しい表情をした主人公・ハルオが描かれている。背後には、複数の宇宙船や二足歩行ロボットなどが描かれ、激しい戦闘を予感させる戦場の風景が広がる。ビジュアルが表すのは、怪獣惑星となった地球に2万年ぶりに人類が降り立った瞬間だ。