ユニクロ(UNIQLO)が、2017年春夏コレクションを2016年11月18日(金)に東京・渋谷にて発表した。
人はなぜ服を着るのか?ユニクロが継続的に掲げるこの問いには多くの答えがある。温かいインナーは寒い日のため、きちんとしたスーツは仕事のため、そしてカジュアルウェアは友人と遊ぶ日のため……。日々の生活を豊かにしてくれる洋服は、今シーズンさらに表情豊かにパワーアップし、どんな人のニーズにも応えられるようなワードローブとして展開。特に今シーズンは、コラボレーション商品に加え、新たなプロジェクトも始動する。
2016年9月に誕生した、クリストフ・ルメール率いるデザインチームが創り出すコレクション「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」。今シーズンは、素材やテクスチャーへのこだわりをより強め、ファッション性の高いワンランク上のベーシックウェアを提案する。
大小様々なストライプ幅を織り交ぜたシアサッカーや、いくつかの糸が織り交ぜられた立体感のあるニットなど、その表現は多岐に渡る。素材の面白さはもとより、夏らしい爽やかなイエローやブルーの色味と相まってさらに研ぎ澄まされたデザインを生みだす。
アウターからニット、カットソー、パンツ、スカートまでメンズ・ウィメンズともに豊富な型数でラインナップ。なお、小物類では機能的なバッグやキャップなどが登場する予定だ。
世界最高峰のモダンアートコレクションを有するMoMAとのコラボレーションプロジェクト「SPRZ NY」。今シーズンは、Tシャツのほかにバッグや傘などの雑貨も充実しており、着る人・持つ人の感性を刺激するような創造性に満ちたバリエーションを揃える。
それぞれのアイテムを彩るのは、世界に名を轟かせる豪華なアーティストたち。アンディ・ウォーホル、キース・ヘリングらに加えて、ソル・ルウィット、フランソワ・モレルによる幾何学アートもアイテムに落とし込む。
イネス・ド・ラ・フレサンジュとのコラボレーションは、フランスの港町マルセイユがインスピレーション源。夏の日差しが似合う爽やかさの中に、ノスタルジックなムードが漂うコレクションが完成している。
“藍色”のグラデーションをテーマ色とし、そこに赤を差し色として採用。涼し気なリネンのワンピースやかぎ針編みのカジュアルニットなどにもそのカラーリングが取り入れられている。かごバッグ、エスパドリーユといった小物類にも洗練されたデザインが行き届いており、上質なリミックススタイルがトータルコーディネートで楽しめる。
2016-17年秋冬コレクションより登場した、ハナ・タジマとのコラボレーション「ハナ タジマ フォー ユニクロ(HANA TAJIMA FOR UNIQLO)」。全てのアイテムが、ボディラインを強調しないゆったりとしたシルエットで構成されており、これまでユニクロが提案してきたコンフォータブルウェアとは一線を画すデザインが魅力だ。
エスニックなムードを纏うワイドパンツやプルオーバーなどが揃い、ゆったりとしたサイズ感の中にも女性らしさを忘れないエフォートレスな着こなしを展開する。
今年で2周年を迎えるユニクロとディズニーによるプロジェクト。今年は新登場となるシリーズが豊富に揃う。
注目は、ディズニーキャラクターが描かれたボックスに、Tシャツとピンバッチが入ったスペシャルアイテムだ。古書をイメージしたボックスは、インテリアとしても活躍しそう。
また、アイコニックなポーズをしたミッキーマウスがあしらわれた「MICKEY STANDS」コレクション、アメリカ西海岸のカルチャーと日本の藍染めからインスパイアされたコレクションといった新作が、続々発売されるのであわせてチェックしてほしい。