1899年に創業者・御木本幸吉によって1899年に真珠専門店「御木本真珠店」を開業しスタート。
ミキモト(MIKIMOTO)は、1899年に日本で創業された、養殖真珠を主としたジュエリーブランド。創業者・御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功したことから、真珠専門店「御木本真珠店」として日本の近代宝飾産業の礎を築いた。1924年には、宮廷宝飾店に制定されている。
海外進出にも早くから目を向け、1893年のコロンブス万国博覧会を始めとする博覧会に出品。海外店舗も1913年のロンドン支店を始め、ニューヨークやパリに出店する。1937年には、パリ万博に帯留「矢車」を出品し高く評価されたことから、世界に認められたジュエラーだけが出店できるパリのヴァンドーム広場に店舗をオープンした。
海外へ進出していく中で、養殖真珠は偽物であるとする排斥運動がパリで発生するも、学説的に天然真珠との差は無いと証明され、さらに世界へと養殖真珠が広まることに。
第二次世界大戦中には、装飾品の生産停止が命じられる。そこで機転をきかした幸吉は、現在のコスメライン「ミキモト コスメティックス」に繋がる、真珠を使用したスキンケアの発売に乗り出す。
現在ミキモトは、国内に直営店を持つほか、「ミキモト・パール」として幅広く海外に出店している。真珠のみにとどまらずダイアモンドや色石などの貴石を使ったジュエリーやハイジュエリー、ブライダルジュエリーを取り扱う。
1893年、創業者・御木本幸吉は世界で初めて半円真珠の養殖に成功。それまでは、天然の真珠母貝から採取されるケシと呼ばれる真珠が大部分であり、採取も不確かであった。
1893年、シカゴでのコロンブス万国博覧会をはじめ、世界各国で開かれる博覧会へ養殖真珠を使った工芸品などを出品。
1899年、銀座に日本初の真珠専門店「御木本真珠店」を開設。
1905年、真円真珠の養殖に成功し、黒蝶真珠や白蝶真珠の養殖にも取り組む。
1906年、御木本真珠店、銀座4丁目(現・中央通り)に新築移転。
1907年、日本初の本格的な装身具加工工場「御木本金細工工場」を開設。
1908年、商品カタログ「真珠」を創刊。
1913年、ロンドン支店開設を皮切りにニューヨーク、パリなど国際的に事業展開。世界中にミキモトパールを供給し、養殖真珠の代名詞として、また日本の文化としてその名を浸透させた。
1924年、宮内庁御用達の店として、宮中御用装身具の一切を謹製する宮廷宝飾店に発展。
1924年、パリ裁判。養殖真珠は偽物であるとしてパリで排斥運動が起きたが、学者たちの学会論文や著書により、養殖真珠は天然真珠と変わらないものであると証明された。
1927年、ニューヨーク支店開設、翌1928年にはパリ支店開設。
1937年、パリ万国博覧会に帯留「矢車」を出品。
1966年 パールコンキオリン(R)(※1)配合化粧品販売開始。ミキモトセイヤク化粧品誕生。
1971年 スキンケア「ムーンパール」シリーズ誕生。
1972年、社名を株式会社ミキモトへ変更。ダイアモンドや色石などの貴石商品も取り扱う総合宝飾店として運営。
1973年、国際的なファッション誌「パリ・ヴォーグ」の9月号ではミキモトの特集記事が掲載。
1974年、銀座4丁目 本店ビル完成。
1986年、パリ・ヴァンドーム広場に店舗をオープン。
1995年、ロンドン・ニューボンドストリートに店舗をオープン。ニューヨーク店を5番街に移転。
2004年、中国初の直営店、上海店をオープン。
2005年 銀座にエステティックサロンを併設した旗艦店<ミキモト コスメティックス ギンザ>オープン
2007年、福岡県相島(あいのしま)にて新たな養殖事業を開始。