2012年1月17日、ミラノメンズファッションウィークでディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)が2012-13年秋冬コレクションを発表した。メンズコレクションのショーは初開催ということもあり、俳優のルーク・エヴァンスやスティーブン・ドーフなど多くのセレブリティも来場し、注目度の高さが伺えた。
会場の壁一面がスクリーンとなり、青みがかった映像でランウェイを歩くモデルが映し出されていく。ギターの生演奏も加わって、躍動感が漂う雰囲気の中ショーはスタートした。ブラックやネイビーを基調としつつ、オレンジのレザージャケットにワインレッドのパンツを組み合わせるなど、くすみがかった暖色系カラーがアクセントに。オレンジとカーキのストライプジャケットとベストをあわせたルックは、そのくすんだ色味と素肌に直接合わせたスタイリングにより、どこかヴィンテージテイストだ。
ベルベットやファーなど上品な素材のアイテムも、スタイリングによりどこか遊びが感じられる。特に、袖にスエード素材を用いたラグランスリーブスウェットとレザーパンツのルックが印象的だ。ボトムをフルレングスよりわずかに短い9分丈で統一し、レースアップシューズやショートブーツを見せることで、スリーピースもカジュアルダウン。上品さを保ちながらも、気怠さをも漂わせる大人なロックスタイルを提案した。