2009年にスタートした「カーリー(CURLY)」。2017年8月より発売される2017‐18年秋冬コレクションより、定番のセットアップとジップアップパーカ、そして一押しのアウターをピックアップして紹介する。
カットソー生地からできたセットアップは、ブランドスタート時からの定番。カジュアルにもフォーマルにも対応するオールマイティな1着は、まるでスポーツアイテムのような伸縮性をもち、「ジャケットを着る」という概念を覆す。
その秘密は生地にある。使用したジャージー素材には、高ストレッチ性かつ型崩れしにくい東レの「サモーラ」と、しなやかな光沢のある超長綿をブレンドした。シワにもなりにくいので、出張時や旅行時に活躍してくれることだろう。
立体的なパターンで構成されるジャケットのフォルムは、タイト過ぎないミディアムシルエット。襟もとは寝かせても立たせても決まる2WAY。カジュアルになりすぎないよう、ゴージラインは高めに設定し、裏襟の切り替えでポイントを置いた。さらに、袖口を切羽にしたり、上品な貝ボタンを採用したりとあらゆる工夫を凝らした。パンツは、まるでイージーパンツのようにラフな感覚で足を通せる。気軽に着られるフォーマルの新提案だ。
【アイテム詳細】
トラックジャケット(TRACK JACKET)・トラックトラウザーズ(TRACK TROUSERS)
販売時期:発売中
カラー:ブラック、ネイビー
価格:ジャケット 19,800円+税、トラウザーズ 16,500円+税
“一度着ると忘れられない”カーリーのジップアップパーカ。毎シーズン、マイナーチェンジで提案しているが、秋冬シーズンは保温性が高く柔らかなシープ起毛裏毛を採用し、温かくふんわり包み込むような肌当たりを実現した。3種を混紡したムラ糸リサイクルコットンが、ナチュラルな装いを印象付ける。
また、ファスナーを閉めた時と開けた時の見え方へのこだわりが秀逸。ファスナーは、細さとスライダーの形状に配慮したオリジナル。閉めた時は、そのデザインが生かされてより一層ミニマルに。リブ部分の収縮が緩やかなのでしっかりと落ち感があり、体の動きにも柔軟に対応。ずり上がりを自然と防いでくれる。一方、開けた時はだらりと前が裏返りにくい。裏返ったとしても、見返しに表生地を幅広に採用しているため美しさを保つ。
ディテールもぬかりなく、肉厚な素材を活かした自立的なフード、角のないポケットの形状、磨きをかけたファスナーの絶妙な光沢感など、本来カジュアルなアイテムであるパーカを上品に見せるこだわりが随所に詰め込まれている。
【アイテム詳細】
ラフィジップパーカ(RAFFY ZIP PARKA)
販売時期:2017年9月14日
カラー:グレー、チャコール
価格:16,800円+税
今シーズンを特徴付ける素材のひとつ、モヘア。それを、糸にせず原料のまま編機で丁寧に編み込むことで、毛足が長く柔らかな風合いを完成させた。毛足の1本1本が空気を含むのでしっかりと保温性を保つ。そんな特別な素材を用いて、日常の友となるようなアイテムができないかと考えた末に生まれたのが、このカーディガンだ。