ソニア リキエル(Sonia Rykiel)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。キーワードは「パールを纏う女性、パリ左岸を行く」。
リキエル ウーマンのセンシュアリティを引き出すため、今季アーティスティック・ディレクターのジュリー・ドゥ・リブランは、オイスター貝とそこから生まれるパールをシンボリックに取り上げた。
オイスター貝は、シルバーメタルでジュエリーのようにモチーフ化され、テーラードジャケットの留め具となり、キャミソールワンピースをタイトに見せるウエストマークへと変化する。パールを大切に守る貝の姿はプリントになり、光沢あるシルクの上へ。
一方パールは、ソニア リキエルのシグネチャーであるニットウェアとミックスさせた。海辺を想起させるマリン調ニットのショルダーラインから、上品な光沢を放つ。また、デコレーション的な役割も担い、首元やシューズに飾られたり、ジュエリーとして使用されたり…、さらにティアードドレスを飾る装飾としても登場している。
装いはどれも、着心地の良さを意識してデザイン。肌馴染みのよいニットやコットン、カジュアルなデニム地を使って、袖を通すだけで自由な気分に浸れるリラックスウェアを完成させる。
サークルドレス、ミニ丈スカート、ロングワンピース。これら女性らしいウェアに交じって、今季はテーラードジャケットやパジャマストライプのワークウェアスーツなども提案。
マスキュリンなアイテムには、パリのカフェでインテリアや店内装飾などに使用されているようなギンガムチェック柄を起用した。淡いピンクや可憐なブラック&ホワイトで彩られたギンガムチェックは、装いから男性性を打ち消し、女性を魅力的に映し出すドレスルックへと仕上げてくれる。