ルール ロジェット(leur logette)の2018年春夏コレクションは、「The Secret Little Eden」がテーマ。
ルール ロジェットの新コレクションは、秘密の楽園にイマジネーションを膨らませた。遠くの国にひっそりと構えた小さなアトリエ、周りを囲むのは豊かな自然。おとぎ話に出てきそうなストーリーが、デザイナー井本雅子によってロマンティックに洋服へと落とし込まれる。
象徴的なのはフラワープリントの起用だ。きっと小さな楽園にはたくさん花が咲いているのだろう。赤やピンク、ホワイト、ライトブルーなど色とりどりのフラワーがテキスタイルの上で花を咲かせている。小花柄のテキスタイルはAラインのワンピースになり、パフスリーブのブラウスとなり…形を変えてルール ロジェットの春を彩る。
また、ブランドが得意とする繊細な刺繍。ここでもモチーフとして花が起用された。シースルー素材の上にのった花は驚くほど立体的。蕾が開く躍動感や満開の花々が持つ華やかさまでもクチュールのテクニックによって詩的に綴られる。
キー素材となるのは、リバーレースやリネン、チュールといった夏らしい軽いテキスタイル。また夏に着るツイードとして、フランス・マリアケント社に別注したカラフルなツイードを用意。さらには、イギリスのミッシェルルメールのチュールも使い、軽やかな透け感で女性らしさを引き出したベアトップやスカートも登場している。
今シーズンは、コーディネートを完成させるアクセサリーとして、ブランド初のシューズを作り出した。インソールには、履き心地のよさを考えて低反発素材を使用。アッパーにはレース、グリッター、ツイードとなかなか他のフットウェアでは見られないフェミニンな素材を取り入れている。