時には総柄を施した陽気なジャケットも登場。ダイナミックにプリントされた幾何学模様は、意外にもジャケットに自然に馴染んでいく。膝上丈のショートパンツとコーディネートすることで、無邪気な印象を生み出している。
ネイビーのセットアップは、ドット柄のチェスターコートを羽織ることで、ポップなイメージと存在感をプラス。親しみやすさと温かみを感じるスタイリングに仕上げている。
ベロアのセットアップに、花柄のキルティングジャケットを組み合わせた思い切りの良さも発見。漆黒のコーディネートが一気に鮮やかな表情へと変化し、思わず目を惹くルックとなっている。
エンジニアド ガーメンツの重要な要素として挙げられるミリタリーテイスト。着こなしのアクセントやメインアイテムなど、随所に散見される。半身のベストは、花柄のワンピースに無骨なアクセントとして使用された。ワンピースのアシンメトリーで活動的なパターンと相まって、クールなイメージを描き出す。
ジップとスナップボタンを付けたMA-1ジャケットは、グレーの落ち着いた色味が印象的。ロングコートの上から羽織ることで、シルエットに緩急をつけ、表情豊かなスタイリングを作り上げた。
グリーンのタータンチェックのスーツも、モッズコートを重ねることでよりワイルドになる。クラシカルな着こなしに、1点ミリタリーテイストのアイテムを追加しただけでがらりと雰囲気を変える、相反するアイテムの組み合わせが面白い。
ベルトで前を繋いだミリタリーベストも同様だ。沢山付けられたベストのポケットが、下に着たジャケットスタイルに野生的なアクセントを加えながら、コーディネートに溶け込み、ユニークな着こなしを生み出している。
エンジニアド ガーメンツは、ドクターマーチン(Dr.Martens)やコンバース(CONVERSE)、ビームス プラス(BEAMS PLUS)、VANS(ヴァンズ)やダナー(Danner)など様々なブランドとコラボレーションしてシューズを発表してきた。エンジニアドガーメンツらしく、ディテールに遊び心あふれるデザインを施した、過去のコラボレーションモデルの数々を紹介。
通常よりもやや低く後ろ下がりにカットされた、アンクルハイのチャーチブーツ。スムースレザー×スエード、スムースレザー×スコッチグレインの2パターンのレザーのコンビネーションで展開し、カラーリングはそれぞれブラックとオックスブラッドが登場する。
ドクターマーチンの「1461」をベースに、アシンメトリーなホールデザインを施したモデル。右足のみ靴紐を甲の革に留める「ギリータイプ」のシューレースが付けられている。履いて上から見るとどちらが右足なのかわからなくなってしまうが、横から見ると異なる表情を見せる。
エンジニアド ガーメンツ×ダナー Mountain Trail SP 各57,000円+税
ダナーのアウトドアブーツ「MOUNTAIN TRAIL」にエンジニアド ガーメンツらしいアレンジを加えて制作。アッパーには、通常のモデルよりも多い金具をジグザグに配置し、アバンギャルドな印象に仕上げている。