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染谷将太にインタビュー”自分も知らなかった新しい感情に出会えることが、役者の魅力”

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俳優・染谷将太が、日中共同製作の映画として史上最大規模となる『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』で初の海外映画に挑む。演じるのは、主人公・空海だ。

染谷将太 インタビュー|写真1

染谷は7歳から役者として活動し、9歳の時に『STACY』で映画デビュー。2012年に公開された『ヒミズ』で主演を果たすと、第68回ベネチア国際映画祭で日本人初の最優秀新人俳優賞を、同作と『悪の教典』で第36回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞し、一役脚光を浴びた。

以降『バクマン。』で主人公たちにとって最強のライバルである天才漫画家を演じたかと思えば、『3月のライオン』で主人公の心友であるムッチリ体型の愛されキャラを演じるなど、幅広い役どころで圧倒的な存在感を放っている。

演技の幅を広げ、役者として着実に進化を遂げている染谷将太。彼にとって、演じることにはどんな意味があるのだろうか。染谷将太の俳優論に迫った。

俳優・染谷将太にインタビュー

『バクマン。』より
(c)2015映画「バクマン。」製作委員会
バクマン。』より
(c)2015映画「バクマン。」製作委員会

役者を始めたきっかけを教えてください。

幼い頃から映画鑑賞が好きで、7歳から役者を始めて、当初は、「現場って楽しいな」くらいに思っていました。見ているだけでも好きだった映画が、"演じる"ことでますます魅力的になっていったんです。それを最も感じたのが14歳の時に出演した映画『14歳』。自分が演じることによって初めて気づかされるとでも言うのでしょうか。映画の世界の広がりのようなものが、そこにはあって。こんな感覚に出会えるなら、この仕事をずっと続けていきたいと思いました。

『3月のライオン』より
(c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
3月のライオン』より
(c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

染谷さんにとって、役者という仕事の魅力とは何ですか。

やはり「出会い」ですね。作品や役との出会い、監督や共演者、スタッフとの出会い…。役者の仕事は様々な「出会い」に満ち溢れていると思います。新しい人や物に触れて、自分でも知らなかった感情に出会えること。それが最大の魅力です。

役者という仕事をする上で、日頃から意識していることはありますか。

気を抜くことです。オフの日はなるべく、ぼーっとして、仕事から離れてリフレッシュする時間を大事にしています。散歩をしたり、自転車に乗ったり。こう見えてもアウトドア派というか、日が出ているうちは外にいたいタイプなので、1日外出できない日なんかがあると、落胆します。(笑) “空間を移動する”ということが大事で、気分転換になるんですよ。

『寄生獣』より
© 映画『寄生獣』製作委員会
寄生獣』より
© 映画『寄生獣』製作委員会

プライベートでは仕事と距離を取ることが、俳優業に与えるメリットは何でしょうか。

映画鑑賞も趣味の1つではあるのですが、あくまでも娯楽として楽しむようにしています。役者としてではなく、”素の自分”として楽しいっていう感覚を大事にしたいなと思っているからです。

映画は観客からお金を頂いて興行で成り立つ、ある種とてもアナログなものですよね。作り手は、見る人が面白いと思わなければ作品を作ることができないし、逆にお客さんは、稼いだお金を払って能動的に見に行かなければならない。こういう人がシンプルな欲求に基づいてアクションを起こし、物事にコミットしていくということが、とても重要な感覚のような気がしていて。

俳優という仕事をする上で、そういった”素の自分”の感覚を思い起こせるようにしたい。そういった意味で、リフレッシュや趣味の時間が、仕事に良い影響を与えていると思いますね。

『映画 みんな!エスパーだよ!』より
映画 みんな!エスパーだよ!』より

俳優としての「染谷将太」の魅力は、ご自身ではどういった部分にあるとお考えですか。

自分としては、役者は「与えられた役割を全うする」仕事だと思っていますし、どんな現場でもそのことに全力を注いでいます。もし自分に役者としての魅力を感じてくれる人がいるならば、それが根源になっているのではないでしょうか。

今後、俳優「染谷将太」をどのように成長させていきたいですか。

役者はあくまでも「雇われ仕事」なので、雇ってもらえないと次がない。だから、こういう風になりたいという具体的な理想像を持つというよりは、与えられた役をきちんとこなして役者としての説得力を増すことが自分にできる唯一のこと。役者という仕事そのものがチャレンジングなものだと思っているので、目の前にある仕事をちゃんとする、それが成長への一番の近道かなと。あとは、素敵な「出会い」があることを心から祈っています。

染谷将太 インタビュー|写真2

多忙を極める俳優業の合間をぬって、プライベートの時間を大切にしているという染谷将太。オフの日の過ごし方について、さらに詳しく語ってくれた。

オフの日、特別に楽しみにしていることを教えてください。

“空間を移動する”ことと、映画鑑賞以外にはプロレス観賞も好きです。試合に自然とカット割りが出来ていることが魅力ですね。エンターテイメントとして作り上げられているという点で、映画と似ているところがあって面白いと思います。

あと、実はファッションも好きで。普段は、表参道のセレクトショップだったり、古着も好きなので原宿の古着屋だったりに行くことが多いですね。

Photos(5枚)

染谷将太 インタビュー|写真1 染谷将太 インタビュー|写真2 染谷将太 インタビュー|写真3 染谷将太 インタビュー|写真4 染谷将太 インタビュー|写真5

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