具体的にはどんなファッションを楽しんでいますか。
例えばグラフィカルなデザインを取り入れたビッグシルエットのものや、ストリート系のブランドが好きです。
素材にこだわっているアイテムも、魅力的だなと思います。最近はレザーアイテムに興味が湧いてきて。友人がやっているブランドの革靴を購入したんですが、デザイン性の高さも、日本人の足に合うフィット感も気に入っています。キーケースもレザーのものに変えたんですが、育つ過程を楽しむのも、革の臭いをかぐのも好きです。(笑)
ブランドもテイストもばらばらで、いろんなものに興味があって。好きが高じてモデルをさせていただいたこともあります。
染谷さんにとって、ファッションの魅力とは何でしょうか。
日常で言えば、人が意図的もしくは無意識に選び取った洋服に、その人の姿が映し出されているところがファッションの魅力だと思います。
映画でも、世界観を作り上げる上で非常に重要な役割を担っていると思いますね。出演した『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』の衣装も、1点ずつ生地から染め上げて、小さなパーツやアクセサリーまでこだわっていて。フィッティングはファッションショーさながらでした。空海の衣装だけでも5着ほどあり、1着1着表情が違って、豪華でした。チェン・カイコ―監督の追求する美を表現する上でも欠かせない存在だったと思います。
俳優・染谷将太(そめたにしょうた)。1992年9月3日、東京都生まれ。
7歳から子役を始め、9歳の時『STACY』で映画デビュー。『ヒミズ』で共演の二階堂ふみとともに、ベネチア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀賞新人賞)を日本人で初めて受賞。また同作と『悪の教典』で第36回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した。以後『TOKYO TRIBE』『みんな!エスパーだよ!』シリーズ、『寄生獣』2部作、『バクマン。』『3月のライオン』などの映画作品に出演。最新作『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』では海外映画に初出演、主演を務めている。
映画『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』
公開日:2018年2月24日(土)
原作:夢枕獏 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)
監督:陳凱歌(チェン・カイコー)
出演:染谷将太、黄軒(ホアン・シュアン)、張榕容(チャン・ロン・ロン)、松坂慶子 、火野正平、阿部寛
配給:東宝、KADOKAWA
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