2012年5月にパリで開催された国際百貨店サミット(GDSS)で、イギリスの百貨店「セルフリッジ(Selfridges)」が世界最高の百貨店に選出されたことを大陸百貨店連盟(IGDS)が発表した。
1909年創業のセルフリッジは100年以上にわたってロンドン来訪者の一番の目的地、そしてイギリスの象徴的建物としても知られる老舗百貨店。ロンドンのオックスフォード・ストリートの旗艦店とマンチェスターの2店舗、バーミンガム1店舗の計4店舗を展開している。
セルフリッジのオーナー、ガレン・ウェストンは今回の受賞に関して「セルフリッジというブランドは世界的に着実に力を伸ばしてきました。小売業界での栄誉ある賞を授与されたことは、実績と革新をもたらす当百貨店の真の価値が認められたということです。この賞の評価基準は、強力な存在感、商品・店舗・サービス革新戦略の開発と実行、卓越した店内体験の提供、優れた顧客サービス、健全な財務状況であり、これらは当百貨店の最大の優先事項でもあります。2度にわたってこの栄誉を受けられたことを非常に喜ばしく思います。」とコメント。
IGDSは世界最大の百貨店協会であり、5大陸30カ国に32社の会員が参加している。2年ごとに開催される国際百貨店サミットは、百貨店を中心とした世界で唯一の議論の場であり、サミットの締めくくりとして授賞式が行われる。
セルフリッジが世界最高の百貨店に選ばれたのは、2010年に初めて選ばれたのに続きこれが2度目であり、2度の受賞はこれまでで初めてのこと。