レッド ヴァレンティノ(REDValentino)の2019年リゾートコレクションが発表された。
今シーズンのレッド ヴァレンティノを読み解くキーワードは「ロマンティシズム」。レース、チュール、フラワー、ビジュー…これまでロマンティックな世界を描いてきた、“ファッションツール”だけでなく、スポーツテイスト、実用性といった一見ロマンスとは縁遠い要素からもドリーミーな要素を見出していく。
「宇宙にはどんな世界が広がっているんだろう」「月はどれくらいの大きさなんだろう」そういった宇宙へのイマジネーションは実にロマンティックな時間をもたらしてくれる。レッド ヴァレンティノの新作ジャケットやジャージトップ、ニットには、星のワッペン、「TO THE MOON AND BACK 1969」のロゴパッチ、ロケットモチーフの胸パッチ、特別な暗号風のメッセージなどが散りばめられ夢に溢れている。
一方、昔から人々をうっとりさせ、ロマンティックな気持ちにさせてきたフェミニンウェアからは、現代女性の目に留まる新しい刺激を見つけ出す。肌を控えめに映し出しすレースウェアは、肌に触れると心地よい柔らかなテクスチャーはそのままに、力強さを投じた。
ロングドレスには、身体を横切るようにボーダー模様やグラフィカルなドット柄をあしらって。ミニ丈ドレスはほぼほぼワンショルダーに整えられ、パワーショルダー張りのインパクトを肩に与えている。
フェミニンの代表格となるプリーツもアレンジ。襟高なノースリーブドレスのには大胆なロゴを、ミディ丈のプリーツスカートにはジグザグの模様を配して、ロマンティックな世界に予想外のエッセンスを加えた。足元には、ビジュー付きのソックスブーツ、走れるほど軽快なバレエシューズなど、機能面に富んだフットウェアを組み合わせた。