ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN) 2013年春夏メンズコレクション。今シーズンは、ロシアとドイツの建築、アートなどのカルチャーにフォーカスした。
特に、バウハウスからの影響が色濃く表れている。バウハウスのアイコン色である、モノトーンに赤、青、黄を加えた大胆な色使いはコレクションの中でも一際目を引く。柄には、丸、三角、四角のモチーフを組み合わせたジオメトリックなパターンや、バウハウスの校舎の窓枠をイメージした格子柄などが登場した。強烈なインパクトを放つストライプパターンは、ドイツのアート作品を彷彿とさせる。
シルクコットンツイードのジャケットや建築的な曲線のカッティングが美しいシャツなどのクラシックなアイテムに加え、アクリル板をイメージした透け感のあるポリエステルコートなどで前衛的な表現を用いたアイテムも登場。モダニズムの父、マルセル・ブロイヤーのプロダクトからインスパイアされて、アクセサリーやバッグには、木、革、鉄を取り入れた。ひとつひとつのデザインの背景が見どころのコレクションだ。