モンクレール(MONCLER)がスタートさせた、新プロジェクト「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」がセカンドステージを迎える。新作コレクションは、ビデオインスタレーション形式でミラノ・ファッションウィーク初日に披露された。
「モンクレール ジーニアス」は、年に2回新作を発表する既存のコレクションルールにとらわれず、同時に複数のコレクションを展開するという斬新な試み。各コレクションは異なるデザイナーが手掛けており、デビューシーズンは世界から8名のデザイナーが選ばれ、8つのコレクションが披露された。
シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)率いる「モンクレール ジーニアス 4 モンクレール シモーネ・ロシャ」は、庭園を舞台にしたビデオインスタレーションとともに新作を披露。世界中の庭園、ガーデンから得たヒントをもとに、都会のガーデンウェアを提案する。
フリルやレースといった素材使いや、レッドやピンク、アイボリーといったシモーネ ロシャのシグネチャーカラーに溢れたコレクションは、可愛らしい仕上がり。ガーデンウェアから想像させる“野暮っさ”は払拭され、いずれもフェミニンでシティライクな印象だ。
PVC素材やビニルなどのクリア素材に、花々を刺繍して仕上げたコート。「モンクレール ジーニアス」プロジェクトの中で唯一、モンクレールのブランドロゴに手を加えたのはシモーネで、アイコンマークの周りにパールやスパンコールで装飾を施した。
ロマンティックなアウターとフリルたっぷりのドレスのコンビネーション。そこに差し込まれた、ハットやエプロン、ラバーブーツなどの作業道具&ガーデニング小物は、ミスマッチにならないよう同じように愛らしい装飾が施されている。