アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)の2019-20年秋冬コレクションが、ミラノ・ファッションウィーク初日の2019年2月20日(水)に発表された。
ショーのはじまりはホワイトから。ファーストルックを飾ったのは、アウターやパンツはもちろんのこと、ハット、バッグ、ブーツ、ベルトといった小物まで白で纏めたオールホワイトのスタイルだ。真っ白なピースにアクセントを加えるのはゴールドのボタンやフリンジといったディテール。華やかな装飾が、ピュアなホワイトカラーをより一層引き立てている。
純白の世界から徐々に姿を現わすのは、メタリックな輝き。まずは、シルバーのドット柄が目を惹くワンショルダーのブラウスや、メタリックなストライプが走るスーツなど、光り輝くパターンを取り入れたルックが登場。ショーが進むにつれ、モデルたちが纏うピースは煌めきを増していき、歩くたびにプリーツが揺れ動き、眩い光を放つゴールドのドレスなどもランウェイを彩った。
マスキュリンな要素を打ち出しているのも、今季の特徴の1つであろう。ボトムスはパンツが主流。テーラードジャケットにロングパンツを組み合わせたスーツルックやジャンプスーツなども散見された。マニッシュなアイテムが揃う一方で、スタイリングやディテールでブランドが得意とするエレガンスやフェミニティを取り入れるアプローチも見て取れ、たとえばスーツにはフリルをあしらったシャツを差し込んだり、ジャンプスーツには素肌が透けるレーシーな素材を採用したりしている。
足元を彩るのはボリュームのあるウエスタンブーツがメイン。ゆったりとしたボトムスをブーツインする新鮮な着こなしが提案された。