アニメーション映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』が、2020年2月21日(金)に公開される。
1997年6月に発売され、累計800万個以上を売り上げる大ヒットを記録した携帯ゲーム「デジタルモンスター」をアニメーション化した人気シリーズ「デジモンアドベンチャー」。1999年3月6日に公開された劇場版第1作『デジモンアドベンチャー』、翌日3月7日に放映スタートしたTVシリーズ「デジモンアドベンチャー」は、デジタルワールドという不思議な世界に迷い込んだ8人の“選ばれし子どもたち”と、それぞれの分身的存在であるパートナーデジモンの冒険を描いた、記念すべきシリーズ最初の作品だ。
その後、2000年に続編となるTVシリーズ「デジモンアドベンチャー02」が放映されると、「デジモンテイマーズ」(02〜03年)、「デジモンフロンティア」(02〜03年)、「デジモンセイバーズ」(06〜07年)、「デジモンクロスウォーズ」(10〜12年)と、続々と新シリーズが展開。そして、2015年から2018年にかけては、全6章に渡る『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズが、期間限定劇場上映・Blu-ray発売・有料配信同時展開という形で制作された。
そんな「デジモンアドベンチャー」シリーズは、2019年で20周年のアニバーサリーイヤーを迎える。2018年7月に開催されたファンイベント「デジモン感謝祭 2018」で映画の制作、年末の「ジャンプフェスタ 2019」では“選ばれし子どもたち”8人が大人になった姿のキャラクタービジュアルがそれぞれ発表されていたが、2020年2月に満を持して劇場公開を迎える。
予告映像に収められているのは、大人になった太一のモノローグとともに映し出されていく、TVアニメ「デジモンアドベンチャー」での各キャラクターたちのひと夏の映像。本作では、大学生となった太一をはじめとする“選ばれし子どもたち”が再び集結し、世界で再び巻き起こる異変を食い止めるための彼らとデジモンの最後の冒険が描かれる。
【ストーリー】
太一とアグモンたちが出会い、デジタルワールドを冒険した夏から10年以上が経過した2010年。世界中の“選ばれし子どもたち”は次第にその存在を認知され、現実世界にデジモンがいる風景も珍しくなくなっていた。太一は大学生となり、ヤマトたちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。
そんな中、世界中の“選ばれし子どもたち”の周囲で、ある事件が起こり始める。デジモンを専門に研究する学者・メノアと井村によって、“エオスモン”と呼ばれるデジモンが原因だと分かり、早速解決に乗り出す太一たち。しかし、エオスモンとの戦いの中でアグモンたちの“進化”に異変が起こる。その様子を見たメノアは、太一たちに衝撃の事実を語る。
選ばれし子どもが大人になった時、パートナーデジモンはその姿を消してしまう。
戦わなければ仲間を救えない、しかし、これ以上の進化はパートナーとの別れを早めていく事に。
“選ばれし子ども”が“大人”になる時、迫られる大きな選択。 変えられぬ宿命を前に、太一とアグモンの”絆”が導き出す、自分たちだけの答えとは?
声優陣には、八神太一役の花江夏樹やアグモン役の坂本千夏ほか『デジモンアドベンチャー tri.』シリーズのキャストが続投。
また映画には、ゲスト声優として松岡茉優と小野大輔が出演。『映画 聲の形』や『バースデー・ワンダーランド』などに続き、4作目のアニメ声優を務める松岡茉優は、ニューヨークの大学でデジモンの研究を行うオリジナルキャラクターの科学者 メノア・ベルッチに抜擢。一方『ジョジョの奇妙な冒険』空条承太郎役や、『進撃の巨人』エルヴィン・スミス役で知られる小野大輔は、メノアの助手である井村京太郎に声を当てる。
なお子供のころからデジモンの大ファンだったという松岡は、出演オファーをもちろん快諾。「私が演じたメノアはテキパキ仕事ができる、快活で気持ちのいい女性ですが、子どもから大人になる葛藤など、様々な思いを抱えている女性です。出演させていただけるありがたさを噛みしめながら、田口監督ともディスカッションをして、納得のいくまでお芝居をさせていただきました。 」と、キャラクターのヒントを明かしながら、喜びのコメントを寄せている。