ミナ ペルホネン(minä perhonen)の2019年秋冬コレクションが発表された。
今シーズンのテーマは「光と雪の中に」。秋冬の寒さを和らげるような温かく楽しい景色を表現した図案に、静けさと穏やかな光を感じさせるカラーリングを取り入れ、ミナ ペルホネンらしいオリジナルテキスタイルを使用したアイテムを展開していく。
たとえば、カラフルなタイルが並んでいるようなベルベットジャカード「シンフォニー」のコートには、鳥や猫といった動物たちや花の模様を散りばめて、ユーモアたっぷりに。「メリーゴーラウンド」のワンピースには、カーキ色のテキスタイルに、紙吹雪とメリーゴーラウンド柄のレースを配して楽し気に仕上げている。
「ロビン」のワンピースの裾には、群れを成して飛んでいく鳥たちを散りばめて。鳥の模様は、四角いブロック刺繍を並べることで表現している。刺繍する方向をブロックごとに変えることで、光沢のある糸に陰影を生み出し、リズム感のある表情に仕上げた。
白銀の世界をイメージしたアイテムも目を惹く。雪が降り積もる森の景色を表現したのは「サロ」のコート。雪化粧した木々をテキスタイル全体に配したコートからは、森の静けさが伝わってくるかのようだ。「タマユキ」のコートには、玉雪を連想させるふんわりと起毛させたドット柄をあしらった。濃淡のあるホワイトのドット柄が、奥行きのある景色を生みだしている。