ミナ ペルホネン(minä perhonen)の2025年春夏コレクションが発表された。
今季のミナ ペルホネンのテーマは「生命の森」。風にそよぐ草花や、野原を駆け抜ける馬、さえずる小鳥といった“生命の鼓動”を感じさせるモチーフを、春夏らしいコットンやリネン、繊細なシルクにのせた。
まず注目したいのは、“馬の群れ”を刺繍で配した「パプリッコ(papurikko)」のワンピースやスカート。風をはらんでひらりと揺れる軽やかなリネンの上を、馬が駆け抜け、遊び心と躍動感を演出してくれる。
立体モチーフを装飾したブラウスやスカートも見逃せない。今季初登場となる「フローラリーフ(floraleaf)」は、草花の立体刺繍を配したシリーズ。淡いセージグリーンのシャツには、蔦が這うように刺繍をあしらい、生命が息づくようないきいきとした表情をプラスした。
大胆なチェック柄のワンピースやスカートは、よく見るとリボンを十字型に繋げたフェミニンなデザイン。チェックの格子を大きく開くことで、春夏らしい開放的な雰囲気に仕上げている。身体のシルエットを拾わない、ゆったりとしたシルエットもまた、リラクシングなムードを加速させる。
コレクション全体を通して、カラーパレットは淡色を採用。セージグリーンや、パステルブルー、ネイビーをはじめとする爽やかなカラーが、リネンやコットンといった心地よい素材と相まって、フレッシュで軽やかななムードを助長する。