ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)は、2019-20年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションを発表。
コレクションを通して特徴的なのは、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)の80年代から90年代にかけてのアーカイブから着想を得た、活動的ながらも抜け感のあるスタイルと、穏やかで印象的な色使いだ。アイコニックな「ヌプシジャケット」は、赤チェックのハリスツイード(Harris Tweed)のファブリックを採用してアップデートしたデザインに。緩やかなマウンテンフィールドパンツをコーディネートして、ラフに着こなしている。
キーカラーとなるのは、アイコニックな“パープル”。アイテムごとにトーンを変え、様々な印象を作り出している。たとえば、ハリのある素材で仕立てたマウンテンコートは、赤みが強く、深い色合いのパープルで彩ることによって、アクティブなウェアにシックな表情をもたらしている。
また、ラフな長袖Tシャツには肌なじみの良い明るさのパープルを、柔らかく温かみのあるポーラテック(POLARTEC)のフリースプルオーバーには淡いパープルを採用し、ナチュラルな表情に仕上げている。ポーラテックのフリースプルオーバーは、90年代のアーカイブ「SWEETWATER PULLOVER」をベースにアップデートしたモデルだ。
パープルのルックの間に差し込まれていくのが、ウォーミングなイエローや、鮮やかなブルー。チェックシャツ、ベージュのゆったりとしたパンツに重ねたイエローの中綿コートは、表地にリップストップ地を採用。裂けに強いタフな質感で、タウンユースだけでなくアクティブなシーンにも着用できる。落ち着きのある色味によって、洗練された印象を放つ。
褪せたような色味のデニムパンツには、青みがかったグリーンのボアコート、ブルーのダウンマフラーを組み合わせ、色彩のコントラストを描く着こなしに。レッドのスニーカーがアクセントを効かせている。
仕立てによる“身軽さ”も注目したいポイント。カーキの切り替えを配した、ライトベージュのコットンダウンジャケットや、ノーカラーのダウンコートは、ゆとりのあるパターンながらもフラットなフォルムで軽やかさを演出する。また、カモフラージュのファーを配したフィールドジャケットは、ライニングにメッシュを配すことで、快適な着心地に仕上げている。