書籍『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』が、美術出版社より2019年9月10日(火)に刊行される。
バンクシーは、ゲリラ的に街中の壁に描かれる政治色の強いグラフィティと、その社会風刺の効いた作風で人気を博しているイギリス拠点の匿名アーティスト。中でも、メトロポリタン美術館や大英博物館など、各国の有名美術館に作品を無断展示したパフォーマンスは有名で、大英博物館では紆余曲折の後、その作品が正式なコレクションに加わっている。なお、2020年8月29日(土)には東京・大阪で「バンクシー(BANKSY)展(仮称)」の開催も決定している。
書籍『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』では、彼の活動を、ロンドン在住の研究者・吉荒夕記が現地取材を重ねて著したものだ。世界各地に仕掛けられた“いたずら” や “事件”を追いながら、バンクシーが投げかけるメッセージの真意に迫る。翻訳書を除く日本語でのバンクシー論の刊行は初のこととなる。
また、日本では馴染みの少ないストリート・アートが生まれた背景や、作品理解に欠かせないイギリスの社会問題も解説しており、ストリート・アートとは、バンクシーとは、をいちから知りたい人にとっての入門書にもなる1冊だ。
【詳細】
『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』
発売日:2019年9月10日(火)
定価:2,000円+税
著者:吉荒夕記
発行:美術出版社
仕様:A5変形、並製、244ページ
ISBN:978-4-568-20275-5