「現代美術の過去・現在・未来展」が、松坂屋名古屋店にて、2023年5月18日(木)から5月23日(火)まで開催される。
「現代美術の過去・現在・未来展」は、現代アートの社会的現象を巻き起こした多彩なアーティストによる作品を展示する展覧会。「ストリートアート」「ポップアート」「国内人気作家」「NEO浮世絵」の主に4つを特集し、ストリート系の海外現存作家を中心とした作品を紹介する。
1960~70年代、ペンキやスプレー塗料等を用いて壁や地下鉄に描かれたグラフィティアートはいたずら書きとして扱われていたが、市民権を得てからはストリートアートとして芸術の位置づけになった。現在では、過疎化した村でのストリートアートイベントや、廃墟の建物に描かれた作品目当てに世界中から人々が集まるなど、経済効果を上げる役割も担うようになった。
「ストリートアート」の特集では、ウクライナでの制作活動で話題のバンクシーや、バンクシーに影響を与えたとされるイギリスのアーティスト、ニック・ウォーカーらの作品に注目だ。
また、1950年代半ばにイギリスから始まり、 1960年初頭よりアメリカを中心として盛んになった「ポップアート」も特集。ポップアートは、日常で大量生産、大量消費されている食料品や漫画、映画、写真といった物質をアイコン化し、芸術へと転化した。20世紀の現代美術において重要な表現方法となっている。アンディー・ウォーホルらの作品が展示される。
なお、会場にはノルウェーのグラフィティアート・シーンを牽引する人気アーティスト、ドルクが来日。ストリートアーティストとして活動しつつも、ノルウェー政府から報酬を得て主要な鉄道駅に作品を残すなど、絶大な評価を得ているアーティストだ。代表的なグラフィティアートをはじめ、コンテンポラリー作品をノルウェー国外で初披露する。
【詳細】
「現代美術の過去・現在・未来展」
会期:2023年5月18日(木)~5月23日(火)
場所:松坂屋名古屋店 南館8階マツザカヤホール
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1
時間:10:00~19:00(最終日は16:00閉場)
■ドルク来場情報
来場日:5月18日(木)、20日(土)、21日(日)
時間:1 10:00=12:00、2 14:00~17:00
※過去に松坂屋名古屋店でドルクの作品購入者、または当日購入者にはその場で直筆色紙をプレゼント