東京国立近代美術館は、「美術館の春まつり」を、2025年3月13日(木)から4月6日(日)まで開催する。
「美術館の春まつり」は、桜の開花時期に合わせて開催される東京近代美術館の春イベント。期間中は、19世紀末から今日までの日本近代美術の流れをたどることができる所蔵作品展「MOMAT コレクション」で桜を描いた作品を鑑賞できるほか、花見をしながらひと休みできるお休み処などを用意している。
「MOMAT コレクション」会場内には、13,000点を超える所蔵作品の中から厳選した約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口で紹介する。年に1度春の時期にだけ公開する、水面に散る長瀞の桜を描いた川合玉堂による重要文化財《行く春》をはじめ、雨に濡れる吉野の桜が視直的な菊池芳文による《小雨ふる吉野》、鮮やかなピンクの花が鮮やかな船田玉樹の《花の夕》などが一堂に会する。
なお同時期には、スウェーデン出身の画家ヒルマ・アフ・クリントの、すべて初来日となる作品約140点が並ぶ企画展「ヒルマ・アフ・クリント展」や、フェミニズムが大衆的な運動となる1970年代から現代までの映像表現を紹介する小企画「フェミニズムと映像表現」も開催する。
このほか、桜が見える前庭にはお休み処を設置。レストラン「ラー・エ・ミクニ」のキッチンカーでは、特製お花見弁当やドリンクといったテイクアウト可能なメニューを揃えている。美術鑑賞の合間に、花見をしながらゆったりと飲食を楽しむことができる。
【詳細】
「美術館の春まつり」
期間:2025年3月13日(木)~4月6日(日)
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00~17:00(金・土曜は20:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
■所蔵作品展「MOMAT コレクション」
会期:2025年2月11日(火・祝)~6月15日(日)
会場:4-2階 所蔵品ギャラリー
観覧料:一般 500円、大学生 250円
※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料
※期間中展示替えあり。春まつりの特集展示は2月11日(火・祝)~4月13日(日)予定。
■同時開催
・企画展「ヒルマ・アフ・クリント展」
会期:2025年3月4日(火)~6月15日(日)
会場:1階 企画展ギャラリー
観覧料:一般 2,300円、大学生 1,200円、高校生 700円
※中学生以下および15歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料
※企画展入館当日に限り、所蔵作品展「MOMAT コレクション」、コレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」も鑑賞可
・コレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」
会期:2025年2月11日(火・祝)~6月15日(日)
会場:会場:2階 ギャラリー 4
※企画展「ヒルマ・アフ・クリント展」、所蔵作品展「MOMAT コレクション」の観覧料で鑑賞可
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)