企画展「日本画コレクション再発見と片岡球子『蔦屋重三郎の浮世絵師たち』」が、神奈川県立近代美術館 葉山にて、2025年4月12日(土)から6月29日(日)まで開催される。

初出品となる日本画作品を公開

企画展「日本画コレクション再発見と片岡球子『蔦屋重三郎の浮世絵師たち』」は、神奈川県立近代美術館の日本画コレクションのなかから、同館でこれまで公開したことのない作品や、20年以上出品していない作品を取り上げる展覧会だ。

本展では、初出品となる日本画作品を公開。江戸時代前期の絵師・狩野探雪(かのう たんせつ)の屏風《草花図》や、「孤高の画家」と呼ばれた小泉淳作(こいずみ じゅんさく)による鎌倉五山・建長寺の天井画《雲龍図》下図などを目にすることができる。

片岡球子「面構」シリーズも

また、特集展示として、歴史上の人物を題材とした片岡球子(かたおか たまこ)のライフワーク「面構(つらがまえ)」シリーズも紹介。喜多川歌麿や東洲斎写楽といった名だたる浮世絵師を見出した出版業者、「蔦重」こと蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)に着目し、《面構 東洲斎写楽》や《面構 喜多川歌麿と鳥居清長》など、蔦重ゆかりの浮世絵師にまつわる作品を展示する。

展覧会概要

企画展「日本画コレクション再発見と片岡球子『蔦屋重三郎の浮世絵師たち』」
会期：2025年4月12日(土)〜6月29日(日) 会期中に一部展示替えあり
会場：神奈川県立近代美術館 葉山 展示室1・2・3a
住所：神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1
開館時間：9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日：月曜日(5月5日(月・祝)は開館)
観覧料：一般 1,200円(1,100円)、20歳未満・学生 1,050円(950円)、65歳以上 600円、高校生 100円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳などおよびミライロIDの提示者(介助者原則1名含む)は無料
※5月18日(日)「国際博物館の日」は無料開館日
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日：5月4日、6月1日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金で観覧可(65歳以上除く)
※同展の観覧券で、同日にかぎり同時開催のコレクション展「中西夏之 光の条件」を観覧可

【問い合わせ先】
神奈川県立近代美術館 葉山
TEL：046-875-2800(代表)