企画展「福田どうぶつえん」が、京都の福田美術館にて、2024年7月13日(土)から10月1日(火)まで開催される。
企画展「福田どうぶつえん」は、福田美術館の所蔵作品のなかから、選りすぐりの動物画を公開する展覧会だ。長沢芦雪や円山応挙が描く猫や子犬、大橋翠石の迫力ある虎など、江戸時代から平成時代にいたる日本画家の作品約78点を紹介する。
日本では近世以前、動物は崇拝の対象として、特別な力を備えた存在や、長寿・子孫繁栄などの象徴として描かれていた。江戸時代に入ると、円山応挙や伊藤若冲など、動物を細やかに観察して写生し、写実的な表現で描く画家が現れるようになったのだ。
本展は、3つの章から構成。たとえば、「もふもふ可愛いわんにゃんたち」の章では、身近に親しまれてきた犬や猫を描いた日本画作品を取り上げ、長沢芦雪《猫と仔犬》や円山応挙《竹に狗子図》、川合玉堂《紅梅猫児》などを展示する。
また、「猛獣とはたらく動物」の章では、迫力のある猛獣や、馬牛といった人々の生活と密接に関わった動物に着目。虎の絵を得意とした近代に日本画家、大橋万峰・翠石兄弟による、《猛虎之図》や《乳虎渡谿図》といった写実的な絵画を目にすることができる。
企画展「福田どうぶつえん」
会期:2024年7月13日(土)~10月1日(火)
[前期 7月13日(土)~8月26日(月) / 後期 8月28日(水)~10月1日(火)]
会場:福田美術館
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:8月27日(火)、9月10日(火)
観覧料:一般 1,500円(1,400円)、高校生 900円(800円)、小・中学生 500円(400円)、幼児 無料
※障がい者および介添人1名まで 各900円(800円)
※( )内は20名以上の団体料金
※嵯峨嵐山文華館との共通券:一般 2,300円、高校生 1,300円、小・中学生 750円、障がい者および介添人1名まで 各1,300円
【問い合わせ先】
福田美術館
TEL:075-863-0606(代表)