アートイベント「アートウィーク東京(Art Week Tokyo)」が、東京都内の53の美術館やギャラリーを会場に、2024年11⽉7⽇(⽊)から10⽇(⽇)まで開催される。
アートウィーク東京は、東京都内を代表する美術館やギャラリーが参加する、現代アートのイベントだ。2024年は、東京都庭園美術館や東京国立近代美術館、銀座メゾンエルメス フォーラム、シャネル・ネクサス・ホールなど、過去最多となる53のアートスペースが参加。期間中は、都内の各会場を繋ぐ無料のシャトルバスが巡回する。
東京国立近代美術館では、企画展「ハニワと土偶の近代」を開催。ハニワや土偶といった日本の出土遺物が、近代以降になぜ注目され、その評価がどのように広がったのかを探る本展では、岡本太郎やイサム・ノグチの作品をはじめ、日本画や洋画、陶芸、マンガなど、幅広い作品を目にすることができる。
東京・六本木の森美術館で開催される展覧会「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」では、蜘蛛をモチーフとした作品で知られるアーティスト、ルイーズ・ブルジョワを紹介。彫刻、絵画、ドローイング、インスタレーションなど約100点にのぼり、そのうち約半数が日本初公開の作品となる。
エルメス(HERMÈS)財団が東京・銀座に展開する銀座メゾンエルメス フォーラムでは、現代美術家・内藤礼の展覧会「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を開催。一連の2枚組の絵画から構成される「color beginning/breath」シリーズなどを展示し、人間が生きてゆくために必要としてきた、形にならないもの、目には見えないものを繊細に浮かびあがらせる。
シャネル(CHANEL)が東京・銀座に展開するシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)では、展覧会「Everyday Enchantment 日常の再魔術化 ビアンカ ボンディ / 小林椋 / 丹羽海子」を開催。見慣れたものを変容させ、そこに生命と物語を与える、3人の現代作家を紹介する。
プラダ(PRADA) 青山店では、アメリカのアーティスト、リジー・フィッチとライアン・トレカーティンによる展覧会「LIZZIE FITCH / RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」を開催。映像とインスタレーションを組みあわせた作品を手がけてきたふたりによる、新作の映画2作品に彫刻を加えたインスタレーションを展開する。
そのほか、アーティゾン美術館、東京都庭園美術館、東京都現代美術館、東京都写真美術館なども参加する。
アートウィーク東京の期間中には、東京・虎ノ門の大倉集古館にて、作品鑑賞と作品購⼊ができる展覧会「大地と風と火と:アジアから想像する未来」を開催。分断や衝突、気候変動など、世界が直面する危機に、あらゆるものが多様なままに共存する「アジアの宇宙観」の視点から向き合うことをコンセプトに、トーマス・ルフや青木陵子など、世界各地域から57組のアーティストが参加する。
アートウィーク東京
期間:2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)
会場:東京都内53の美術館・インスティテューション・ギャラリー、AWT FOCUS、AWT BAR ほか各プログラム会場
※開館時間、観覧料などは、各会場ごとに異なる(詳細については各美術館・ギャラリーのウェブサイトを参照)
※バスルートやマップについては、公式サイトを参照
■AWT FOCUS「大地と風と火と:アジアから想像する未来」
期間:2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)
会場:大倉集古館 1・2F
住所:東京都港区虎ノ門2-10-3
開場時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料:一般 1,800円(前売 1,500円)、学生・子ども 無料、一般 ペア2,800円(前売のみ)
チケット購入URL:https://awtfocus2024.peatix.com
※展覧会カタログ付
※観覧チケットはPeatixのみでの販売(会場窓口での購入不可)
※前売りチケットは11月6日(水)まで販売