現代美術館「ハイパーミュージアム 飯能(HYPER MUSEUM HANNO)」が、2025年3月1日(土)より埼玉・飯能の北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」にオープンする。
ハイパーミュージアム 飯能は、「自然とデジタル」「キャラクターアート」をテーマにした新現代美術館だ。豊かな自然あふれるメッツァビレッジ内のインフォメーション棟をリニューアルし、屋内および屋外でインスタレーションを行う新アート施設に刷新される。
ハイパーミュージアム 飯能では、アーティストたちによる「自然とデジタル」の新しい表現を探り、デジタル技術を駆使した新たな展示空間を追求。オンライン上での展示やメタバースの開拓、AR・VRを活用したアート体験を提供していく見通しだ。また、森に囲まれ、湖もある豊かな自然環境を利用した屋外インスタレーションも実施予定。アートを通じて自然とデジタルが融合していく様を目にすることができそうだ。
なお館長には、蜷川実花の企画展なども手掛けてきた京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任した。
ハイパーミュージアム 飯能のオープニングを飾るのは、特別企画展「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」。1990年初頭より活動するヤノベケンジは、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに、実機能のある大型機械彫刻を制作する現代美術家だ。
《タンキング・マシーン》《トらやん》《ラッキードラゴン》《サン・チャイルド》など、強烈なインパクトのキャラクター巨大彫刻を手掛けており、2024年4月から展示が始まった、ギンザシックス館内に巨大な宇宙猫を出現させる展示《SHIP’S CAT》シリーズや、宇宙船に乗ったシップスキャットたちが人間に生命をもたらすという新作アート《BIG CAT BANG》も注目を集めている。
「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」では、宇宙猫のルーツを辿ることができる《BIG CAT BANG》のバックストーリーを紹介するほか、猫の仲間たちの立体作品や原画を公開。絵本「トらやんの大冒険」と「ラッキードラゴンのおはなし」の全ての原画を目にすることができる。
また、人間に生命をもたらした宇宙猫の物語の続編として、インスタレーションを実施。メッツァにある宮沢湖に登場する、眠り猫の巨大な浮島も必見だ。
ハイパーミュージアム 飯能ではオープニング以降も「キャラクターアート」をテーマにした展覧会を開催。近年東京や千葉・長崎などで巡回展を行った絵本作家・ジュナイダ(junaida)や、3DCGなどの技術を駆使した作品制作を行うデジタルアーティストのたかくらかずき、AI アーティストの草野絵美、グローバルに"KAWAII”を展開する増田セバスチャンらの個展を予定している。
ハイパーミュージアム 飯能
開業日:2025年3月1日(土)
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
■オープニング特別企画展 ヤノベケンジ「宇宙猫の秘密の島」
会期:2025年3月1日(土)~8月31日(日)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
チケット価格:
[前売]おとな 1,000円 、こども(4歳~高校生) 500円
[当日]おとな 1,200円 、こども(4歳~高校生) 700円
※詳細は各チケットサイト(アソビュー!・セブンチケット・ローチケ・ArtSticker)で要確認。
※当日チケットはミュージアムチケットブースにて10:00~16:30の時間で販売。