現代美術館「ハイパーミュージアム 飯能(HYPER MUSEUM HANNO)」が、2025年3月に埼玉・飯能の北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」にオープン予定だ。
ハイパーミュージアム 飯能は、「自然とデジタル」「キャラクターアート」をテーマにした新現代美術館だ。豊かな自然あふれるメッツァビレッジ内のインフォメーション棟をリニューアルし、屋内および屋外でインスタレーションを行う新アート施設に刷新される。
ハイパーミュージアム 飯能では、アーティストたちによる「自然とデジタル」の新しい表現を探り、デジタル技術を駆使した新たな展示空間を追求。オンライン上での展示やメタバースの開拓、AR・VRを活用したアート体験を提供していく見通しだ。また、森に囲まれ、湖もある豊かな自然環境を利用した屋外インスタレーションも実施予定。アートを通じて自然とデジタルが融合していく様を目にすることができそうだ。
館長には、蜷川実花の企画展なども手掛けてきた京都芸術大学教授の後藤繁雄が就任。現代アーティストたちが自然と対峙して生み出す、新たな文化価値の創造を目指す。ハイパーミュージアム 飯能では、「アートは面白い!」と実感できるような、新しく親しみを感じるアートの活動に挑戦していくという。
ハイパーミュージアム 飯能のオープニングを飾る特別企画展として、「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」を開催する。ヤノベケンジは、1990年代に《タンキング・マシーン》を発表し、《トらやん》《ラッキードラゴン》《サン・チャイルド》など、強烈なインパクトのキャラクター巨大彫刻を作り続けている現代美術家。ギンザシックス館内に巨大な宇宙猫を出現させた《SHIP’S CAT》シリーズや、宇宙船に乗ったシップスキャットたちが人間に生命をもたらすという新作アート《BIG CAT BANG》も注目を集めている。
「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」では、人間に生命をもたらした宇宙猫の物語の続編として、インスタレーションを実施。メッツァにある宮沢湖に、眠り猫の巨大な浮島が登場する。
なお、ハイパーミュージアム 飯能ではオープニング以降も「キャラクターアート」をテーマにした展覧会を開催予定。近年東京や千葉・長崎などで巡回展を行った絵本作家・ジュナイダ(junaida)や、3DCGなどの技術を駆使した作品制作を行うデジタルアーティストのたかくらかずき、AI アーティストの草野絵美、グローバルに"KAWAII”を展開する増田セバスチャンらの個展を予定している。
【詳細】
ハイパーミュージアム 飯能
開業時期:2025年3月 予定
住所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ
※特別企画展「ヤノベケンジ 宇宙猫の秘密の島」の詳細は追って発表。