日本全国で“現代アート”を楽しめる美術館を特集。東京・大阪をはじめ、各地にある現代美術作品を所蔵する美術館は、世界の現代アート作品や、日本で生まれた現代美術など、様々な作品に出会えるアートスポット。お出かけや旅行でぜひ訪れたい、現代美術のおすすめ美術館をピックアップする。
※各美術館は、状況により営業時間の変更や、臨時で休館となる場合あり。最新情報は、美術館公式サイトなどの確認を推奨。
東京都現代美術館は、木場、清澄白河にある現代美術館。約5,400点の作品を収蔵作品し、現代美術の流れを展望できるコレクション展や大規模な国際展をはじめとする企画展示など、絵画、彫刻、ファッション、建築、デザイン等幅広く、現代美術の展覧会を開催している。館内にある美術関連図書資料総数約270,000冊を揃えた美術図書室や、ユニークなデザインのアイテムに出会えるミュージアムショップもあわせて要チェックだ。
■東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4-1-1
開館時間:10:00〜18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※展示替え期間などに休館となる場合あり
東京国立近代美術館は、東京都千代田区の北の丸公園内にある、日本で最初の国立美術館。横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む13,000点超の作品から成る国内最大級のコレクションを所蔵しており、明治から現代までの日本美術の名作を多数揃えている。特定のテーマに基づいた、国内外の美術作品を展示する企画展や、コレクションから選りすぐりの約200点を紹介する所蔵作品展を行っている。
■東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00〜17:00 ※金・土のみ10:00~20:00
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日、年末年始 ※展示替え期間などに休館となる場合あり。
展覧会「ジャム・セッション 毛利悠子」アーティゾン美術館で - “動き・音”に着目した空間作品を展開開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年2月9日(日)展覧会「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」が、東京のアーティゾン美術館にて、2024年11月2日(土)から2025年2月9日(日)まで開催される。アーティゾン美術館の...
“人物表現”に着目する展覧会がアーティゾン美術館で、ルノワールやピカソら近代絵画&古代ギリシア陶器開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年2月9日(日)展覧会「ひとを描く」が、東京のアーティゾン美術館にて、2024年11月2日(土)から2025年2月9日(日)まで開催される。「ひとを描く」展は、人物表現に着目する展覧会だ。アーティゾン美術館のコレクショ...
東京・京橋にあるアーティゾン美術館は、古代美術から、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術に至るまで多彩なコレクションを所蔵。約2,800点におよぶ石橋財団のコレクションに加え、現在も継続して作品収集に取り組んでいる。同時期にまったく異なる時代・ジャンルの展覧会を開催するなど、その多彩なコレクションと設備を生かした作品展示が魅力の美術館だ。
■アーティゾン美術館
住所:東京都中央区京橋1-7-2 ミュージアムタワー京橋内
開館時間:10:00〜18:00 ※祝日を除く毎週金曜日は20:00まで
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館し、翌平日は振替休日、展示替え期間、年末年始
※展示により異なる場合あり
森美術館は、東京・六本木ヒルズにある現代美術を中心とした美術館。森タワーの最上層に位置しており、「現代性」と「国際性」をコンセプトに、世界の先鋭的な現代アートや建築、デザイン等の展覧会を独自の視点から開催している。
■森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
開館時間:10:00~22:00 ※火曜日のみ10:00~17:00
※入館は閉館30分前まで
※展覧会会期以外は閉館
六本木の東京ミッドタウン内にある美術館・21_21 DESIGN SIGHTは、デザインに特化した発信を行う美術館。「日常」をテーマとした展覧会を中心に、ライフスタイルのプロダクトからファッション、建築、タイポグラフィなど多彩なデザインを紹介する。創立者である三宅一生をはじめ、佐藤卓、深澤直人がディレクターを、川上典李子がアソシエイトディレクターを務め、展覧会のテーマや内容を検討している。
■21_21 DESIGN SIGHT
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日、年末年始(2021年12月28日~2022年1月4日)、展示替え期間
ワタリウム美術館は、東京・外苑前にある現代アートの美術館。世界の現代美術作品を多く展示している。展覧会作りにあたっては世界的な専門家を招き、現代アートの発展に国際的に貢献しているアーティストの参加を実現。グローバルなアートシーンにおける日本の位置の再検討を迫る場として、国際的な活動を継続している。
■ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間:11:00~19:00※毎週水曜日のみ、21:00まで開館
休館日:月曜日(祝祭日除く)
※年末12月31日~年始1月4日まで休館
新宿の隣、初台に位置する東京オペラシティアートギャラリーは、コンサートホール・劇場なども構える複合施設「東京オペラシティ」内にある美術館。寺田小太郎の寄贈による“寺田コレクション”として、抽象画家の難波田龍起・史男父子の作品をはじめとする戦後の現代美術作品を収蔵している。企画展では、国内外アーティストによる現代アート作品などを紹介。テーマは絵画からファッション、建築まで多岐にわたる。
■東京オペラシティアートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00~19:00 ※毎週金・土曜日のみ、20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
※ただし、展示により変更の可能性あり
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、展示替期間中、年末年始、全館休館日(2月第2日曜日、8月第1日曜日)
※休館日は展覧会により異なる
原美術館ARCは、群馬・渋川に位置する現代美術の美術館。前身である、東京・品川にあった「原美術館」と群馬「ハラ ミュージアム アーク」を統合・改称し2021年にリニューアルオープン。展示室にて現代美術の展覧会を行っている他、原美術館ARCの敷地内屋外スペースにも、アンディ・ ウォーホルやジャン=ミシェル オトニエルなど現代アーティストによる常設アートが点在している。
■原美術館ARC
住所:群馬県渋川市金井2855-1
開館時間:9:30~16:30(入館は閉館30分前まで)
休館日:木曜日(祝日と8月、2021年10月28日、12月30日を除く)、展示替え期間、1月1日、冬季
茨城・水戸にある水戸芸術館は、美術館、コンサートホール、劇場から成る複合文化施設。館内にある「現代美術ギャラリー」では、現代美術を中心に、建築、デザイン、ファッションなどの分野にも焦点を当てた展覧会を開催。アーティストとともに展覧会やワークショップを制作している他、地域と連携したアートプロジェクトや教育プログラムなど、アートを通じた交流の場の創出にも取り組んでいる。
■水戸芸術館 現代美術ギャラリー
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は17:30まで
※ただし水戸市芸術祭「美術展覧会」は9:30から開館
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
埼玉・浦和に位置する埼玉県立近代美術館は、モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れたアート作品を所蔵。ユニークな切り口の企画展と、コレクション展を楽しめる他、館内の“椅子”にも注目したい。近代以降の優れたデザインの椅子を収集しており、常時数10種類の椅子が館内に展示されている。椅子は鑑賞するだけでなく、自由に座って楽しむことも可能だ。
■埼玉県立近代美術館
住所:埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1 (北浦和公園内)
開館時間:10:00〜17:30 ※展示室への入場は17:00まで
休館日:月曜日(祝日または県民の日の場合は開館)、年末年始、メンテナンス日
千葉・佐倉にあるDIC川村記念美術館は、印象派から抽象美術、ミニマリズムといった20世紀美術のコレクションに加え、中西夏之や李禹煥などの日本の現代美術作品も所蔵する美術館。コレクション展示では、所蔵作品の中から100点ほどのアートを展示。年に数回展示替えを行っている。また、コレクション作品の理解がより深まる切り口や作家、時代を取り上げる企画展も実施。アートに加え、敷地内の広大な庭園もおすすめだ。
■DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
開館時間:10:30〜16:00 ※入館は15:30まで
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日に休館)、年末年始、メンテナンス期間の臨時休館
十和田市現代美術館は、青森県十和田市にある現代美術館。十和田市の「官庁街通り」全体を1つの美術館に見立てたアートプロジェクト「Arts Towada」の拠点となる役割を果たす美術館だ。草間彌生、ロン・ミュエク、塩田千春、レアンドロ・エルリッヒなど国際的に活躍するアーティストたちの現代アート作品を常設で展示。常設展示に加え、企画展も行っている。
■十和田市現代美術館
住所:青森県十和田市西二番町10-9
開館時間:9:00〜17:00 ※最終入館は16:30
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
“新しいエコロジー”を探る展覧会が金沢21世紀美術館で -オラファー・エリアソンらが出品開催中期間:2024年11月2日(土)〜2025年3月16日(日)金沢21世紀美術館では、開館20周年を記念した特別展「すべてのものとダンスを踊って—共感のエコロジー」を、2024年11月2日(土)から2025年3月16日(日)まで開催する。特別展「すべてのものとダン...
金沢21世紀美術館“都市のなかの個人”に着目するコレクション展、ホンマタカシや宮永愛子ら出展開催中期間:2024年10月12日(土)〜2025年1月19日(日)金沢21世紀美術館では、「コレクション展2 都市漂流」を、2024年10月12日(土)から2025年1月19日(日)まで開催する。1980年以降、現代美術における重要なテーマとなった「都市化」。資本主義...
「発酵文化芸術祭 金沢」金沢21世紀美術館ほかで - “発酵”の食と歴史、関口涼子ら7組が参加開催中期間:2024年9月21日(土)〜12月8日(日)発酵にまつわる芸術祭「発酵文化芸術祭 金沢—みえないものを感じる旅へ」が、金沢21世紀美術館ほかにて、2024年9月21日(土)から12月8日(日)まで開催される。日本には、醤油や日本酒など、発酵食品の...
石川・金沢にある金沢21世紀美術館は、“現代アートの民主化”をコンセプトに掲げ、多様な人に開かれた美術館として生み出された現代美術館。多様な切り口から企画された企画展や、絵画、彫刻、工芸、映像など多様なジャンルを横断した所蔵コレクションによるコレクション展を実施。レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》やジェームズ・タレルの《ブルー・プラネット・スカイ》などは恒久展示作品だ。妹島和世+西沢立衛 / SANAAが手がけた全面ガラス張りの建築にも注目したい。
■金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
開館時間:10:00〜18:00 ※金・土曜日のみ20:00閉館
休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
新潟・十日町に位置する越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)は、越後妻有で3年ごとに開催されているアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の拠点となる美術館。豪雪地では珍しい半屋外の回廊を備えているのが特徴で、建築が“池”を内包しているかのような設計になっている。尚、2021年にリニューアルしており、常設の現代アート作品の半数近くが入れ替わっている。
■越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)
住所: 新潟県十日町市本町6-1
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日:水曜休館(祝日の場合は翌日休館、企画展により変更あり)