東京都庭園美術館では、展覧会「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」を、2024年2月17日(土)から5月12日(日)まで開催する。
皇族・朝香宮家の邸宅として1933年に竣工し、1983年に開館した東京都庭園美術館。建築当初の姿を良好な状態で今に伝えるその建物は、1920〜30年代の欧米を中心に興ったアール・デコ様式を反映するものであり、現在は国の重要文化財に指定されている。
東京都庭園美術館の開館40周年を記念して開催される「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」は、旧朝香宮邸に改めて光をあててゆく展覧会。建築技法、建設に携わった人々、室内の意匠や素材、そして各時代にまつわるエピソードに着目し、「Art-Deco」や「Bathroom」などアルファベットのAからZまでを頭文字に持つキーワードとともに、その見どころを紹介する。
また、本展では、建物の展示室としての役割ではなく、「ありのまま」の旧朝香宮邸の姿に着目。ウインターガーデンなど、観覧可能なエリアも公開する。
さらに、現代作家の視点からも、旧朝香宮邸を紹介。伊藤公象(いとう こうしょう)と須田悦弘(すだ よしひろ)をゲストアーティストに迎え、旧朝香宮邸をいっそう深く読み解く鍵となるインスタレーションを本館内や庭園で展開する。
展覧会「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」
会期:2024年2月17日(土)〜5月12日(日)
会場:東京都庭園美術館 本館+新館
住所:東京都港区白金台5-21-9
開館時間:10:00〜18:00
※3月22日(金)・23日(土)・29日(金)・30日(土)は20:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日
観覧料:一般 1,400円(1,120円)、大学生 1,120円(890円)、中学・高校生 700円(560円)、65歳以上 700円(560円)
※オンラインによる日時指定制
※( )内は20名以上の団体料金(美術館ウェブサイトより事前申請が必要)
※小学生以下、都内在住在学の中学生は無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および介護者2名は無料
※第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上無料
画像提供:東京都庭園美術館
【問い合わせ先】
TEL: 050-5541-8600(ハローダイヤル)