岡山県岡山市の現代美術館「ラビットホール(Rabbit Hole)」が、2025年4月6日(日)に開館。これに合わせて、開館記念展「イシカワコレクション展:Hyperreal Echoes」を、約3年にわたって開催する。
ラビットホールは、現代美術のプライベート・コレクション「イシカワコレクション」を常設展示する美術館。2011年に蒐集が始まった同コレクションは、彫刻や大型インスタレーションをはじめ、国内外のコンセプチュアル・アートから構成されており、フィリップ・パレーノやヤン・ヴォーなど、約400点の作品を擁している。
ラビットホールの建築は、岡山で絵画や工芸品を蒐集した実業家・林原家がゲストハウスとして建てた建物。美術館としてのスタートに際して、建築家・青木淳の改修を施した。元の西洋古典建築を模したポストモダン様式の建築をベースに、仕上げを取り除き、その時々でアップデート可能な展示空間へと生まれ変わらせている。
ラビットホールの開館に合わせて、開館記念展「イシカワコレクション展:Hyperreal Echoes」を開催。高度に情報化されつつある現代において、現実とイメージの境界がいっそう曖昧化している状況に着目し、フィリップ・パレーノ、ヤン・ヴォー、マーティン・クリード、島袋道浩など、イシカワコレクションの20組による35作品を公開する。
なお、ラビットホールと同じく岡山県岡山市に所在する別館「福岡醤油ギャラリー」では、イギリス出⾝のコンセプチュアル・アーティスト、ライアン・ガンダーの展覧会「ライアン・ガンダー:Together, but not the same」を、4月6日(日)より開催する。
ラビットホール
開館日:2025年4月6日(日)
住所:岡山県岡山市北区丸の内2-7-7
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月・火・水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日〜1月3日)、展示替期間
入館料:大人 1,500円、18歳以下 無料
■開館記念展「イシカワコレクション展:Hyperreal Echoes」
会期(予定):2025年4月6日(日)より約3年
展示作家:ヤン・ヴォー、ウーゴ・ロンディノーネ、レイチェル・ローズ、ミカ・タジマ、島袋道浩、ミルチャ・カントール、フィリップ・パレーノ、マーティン・クリード、リアム・ギリック、スティブ・マックイーン、ジョナサン・モンク、ダグラス・ヒューブラー、ジョン・ジョルノ、イアン・チェン、ペーター・フィッシュリ/ダヴィッド・ヴァイス、サイモン・フジワラ、イアン・ウィルソン、ポール・マッカーシー、トリシア・ドネリー、アンドレア・ジッテル
■展覧会「ライアン・ガンダー:Together, but not the same」
会期:2025年4月6日(日)〜終了日未定
会場:福岡醤油ギャラリー
住所:岡山県岡山市北区弓之町17-35
開館時間:10:00〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月・火・水曜日(祝日の場合は開館)
入場料:大人 1,000円、18歳以下 無料
【問い合わせ先】
ラビットホール
TEL:086-230-0983