企画展「岩竹理恵+片岡純也×コレクション 重力と素材のための図鑑」が、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて、2025年2月1日(土)から4月13日(日)まで開催される。
企画展「岩竹理恵+片岡純也×コレクション 重力と素材のための図鑑」は、2013年よりユニットとして活動を始めた岩竹理恵+片岡純也の作品を、神奈川県立近代美術館のコレクションとともに紹介する展覧会だ。
岩竹理恵+片岡純也は、イメージの連想によって絵画の空間性を探る岩竹の平面作品と、身の回りや自然の現象に着想した片岡のキネティック作品を、インスタレーションとして構成することで、身体性や時間性へと意識を向けさせる発表をしてきた。
本展では、岩竹+片岡の新作とともに、曼荼羅や茶器など、日本美術を中心とする神奈川県立近代美術館の所蔵作品を展示することで、コレクションを新たな視点から紹介。対象をほかのものになぞらえる「見立て」や、浮世絵の画中画などに見られる「入れ子」構造といった日本美術の造形的な特徴を、岩竹+片岡ならではの視点から探ってゆく。
神奈川県立近代美術館のコレクションからは、同館が誇る日本美術の名品を公開。鎌倉時代の《両界曼荼羅(胎蔵界・金剛界)》を約10年ぶりに公開するほか、現存作例がきわめて少ない《歓喜天曼荼羅》や、俵屋宗達《狗子図》などを目にすることができる。
また、岩竹+片岡は、本展のために制作した新作を展示。岩竹は、神奈川県立近代美術館の野外彫刻や所蔵作品を取り入れた新作を発表する一方、片岡は、本展の展示作品に着想した、人体と物理現象を組み合わせたキネティック作品を手がける。
企画展「岩竹理恵+片岡純也×コレクション 重力と素材のための図鑑」
会期:2025年2月1日(土)〜4月13日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(2月24日(月・振)は開館)
観覧料:一般 700円(600円)、20歳未満・学生 550円(450円)、高校生 100円、65歳以上 350円
※( )内は20名以上の団体料金
※中学生以下、障害者手帳・ミライロIDなどの提示者および介助者原則1名は無料
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:2月2日、3月2日、4月6日)は、18歳未満の子ども連れの家族は割引料金(65歳以上除く)で観覧可
【問い合わせ先】
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
TEL:0467-22-5000