レオナール(LEONARD)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。
今シーズン、デザイナーのクリスティン・フンは、ブランドが持つエレガントな魅力に、スポーティーな要素や、70年代を彷彿とさせるエネルギッシュなムードを加えることで、ツイストを加えた。
ヨガからインスピレーションを得たブラトップやショートパンツ、身体にぴったりと吸い付くようなタイトフィットのレギンスパンツ、ボディスーツなどの上に、レオナールのシグネチャーである鮮やかなプリントがのる。スポーツウェアがある一方で、ドラマティックなイブニングドレスも揃えており、昼から夜までアクティブに活動する現代女性のためのコレクションを作り上げた。
レオナールのファンを魅了するアイコニックなグラフィックは今季も多彩。花や植物をデフォルメしたものや、うねるような波形の幾何学模様、ブランドロゴを散りばめたもの、小さなドット柄が織りなすレインボーが、ランウェイをカラフルかつ躍動感たっぷりに彩っていく。
きらきらと煌めくピースも印象的。ミラーボールのように光を放つジャガード織りのコートや、オーロラのように輝くレトロフューチャーリスティックなロングボトムスが、エレガンスを損なうことなくエッジの効いたスタイルを完成させる。グラフィックに重ねるようにしてシークインの刺繍を施したピースも登場した。
スタイリングで目を引いたのは、ウエストをマークするスタイル。シャツやジャケットは裾をリボンのように結んでショート丈に。パフスリーブのミニドレスには、異なる柄のスカーフをきゅっと縛った。ボディスーツの腰回りには歩くたびに揺れて、ルックに動きをもたらすフリンジベルトを配している。