エルメス(HERMÈS)の展覧会「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」が、六本木ヒルズノースタワー1F&2Fにて開催される。期間は2019年11月1日(金)から17日(日)まで。入場無料。
「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」は、顧客や社員の様々な“夢”を実現してきた、エルメスのスペシャルオーダーにフォーカスした展覧会。顧客の要望に職人のアイデアも取り入れつつ共創していくスペシャルオーダーのオブジェは、メゾンが大切にしている職人技によるものづくりを体現するものでもあり、展覧会を通じてエルメスのクラフツマンシップの真髄に触れることができる。
会場ではスペシャルオーダーに基づき制作された実際のオブジェと共に、誕生のきっかけとなった“夢”の物語を解説。“夢”にまつわるエピソードを紹介する音声に耳を傾けながら、レザーバッグをはじめ、サーフボード、釣り道具、人力車など、顧客にとってもエルメスの職人にとっても遊び心溢れる多種多様なオブジェを鑑賞することができる。
会場に足を踏み入れるとまずはじめに手渡されるのが「どんな色が好きですか?」「どんなところへ行ってみたいですか?」「親友をどんなふうに驚かせたいですか?」といった14の質問が記載されたクエスチョンシート。会場入り口の壁面にも同様の質問が記されており、鑑賞者は自分が抱く“夢”のイメージを膨らませながら、展覧会の世界観に入り込んでいくことができる。
続いて、絵を描くことによって自分の“夢”を具現化することができるディスプレイが登場。設置された電子パネルの上に自分の“夢”を描いた専用用紙をのせてスキャンすると、壁に設置されたスクリーンに自分の“夢”が現れて、展示の一部になるという仕組みだ。
次に現れるのがスペシャルオーダーされたバッグ類。鼓を収めたいという人のために作られた「Tuzumi bag」や、旅をする時にも33回転LP盤を肌身離さず持ち運びたいという人のための「Vinyl bag」などが並ぶ。通常持ち歩くことの少ない鼓やレコードといったアイテムをも優美に収納してしまうレザーバッグは、エルメスが秘める卓越した技術や大胆な発想力を教えてくれる。
フランスのモルビアン湾に浮かべるための半透明のカヌー、エルメスのスカーフ柄《サバンナのダンス》を配したサーフボード、名古屋のブティックスタッフからのアイデアで実現した釣り道具一式などバッグ以外のオブジェも続々登場。展示背景には各アイテムに合わせて海や川の景色が採用されており、それぞれのオーダーに込められた“夢”の世界を感じ取ることができる。
その他にも、上質なレザーをシートなどに用いたフランス生まれの自動車「ヴォアザン」や、帆船、人力車などメゾンのクラフツマンシップが光るオブジェの数々を目にすることが可能だ。
【展覧会概要】
夢のかたち Hermès Bespoke Objects
会期:2019年11月1日(金)~17日(日)
会場:六本木ヒルズノースタワー1F&2F(東京都港区六本木6-2-31)
時間:10:00~20:00(最終入場19:30)
入場料:無料
【問い合わせ先】
エルメスジャポン
TEL:03-3569-3300