アメリカの半導体メーカー インテル(intel)と、リーバイス®そしてMOCA(ロサンゼルス現代美術館)がクリエイティブ分野で活躍するアーティスト達と協力して、MOCAの教育プログラムの支援を目的とした限定Tシャツを制作した。
日本では、2012年11月23日(金)よりLevi's® Store渋谷店にて4種のうち3つの限定Tシャツの販売が開始され、売り上げの一部はMOCAの提供する画期的な教育プログラムに寄付される。その他にもLEVI'S® E-SHOP(http://www.e-levi.jp/)とMOCAのミュージアムショップにて購入できる。またLevi's® Store渋谷店には、問答式で誰でも参加可能な新しいアプリケーション『Friends of MOCA』を搭載したUltrabook.が展示される予定だ。
『Friends of MOCA』と銘打たれた本プログラムは、革新的なブランド、有名・新進気鋭のアーティストやデザイナー、タレントなどとの協力を通じてインテルの高性能コンピューターUltrabook.を用いて画期的な成果を生み出そうという取り組み。Ultrabook.を利用してビジュアルアートやデザイン・テクノロジー、さらにワークショップやオンラインを通じて技術を共有できるビデオなどの支援ツールでデジタル環境に直結した学習環境を作り出し、世界中の若者たちに教育資源を提供することを目的としている。
今回のプログラムを手掛けた4人は、森万里子、俳優のガエル・ガルシア・ベルナル、アーティストのシュー・ビンと、ミュージシャンのサンティゴールド。彼らは皆インテルとリーバイス®、そしてMOCAの行っているクリエイティブな教育プログラムを手段とした、創造性と自己表現を促進させる活動に共鳴したことから今回の参加が決定した。"コンテンポラリーアート教育を学校や家庭、そして世界中の若者に届ける"というMOCAのミッションにインスピレーションを受けて作品を制作し、個性あふれる4人のように多彩な特徴に富んだデザインのTシャツが完成した。
プログラムの詳細は、こちら。
インテルHP http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/ultrabook/experience/friendsof/meet-friendsof-moca.html
リーバイスHP www.levi.jp/friendsof
【MOCAについて】
1979年創立のMOCAは、ロサンゼルスで唯一コンテンポラリーアートに特化した美術館。同館は1940年以降に制作された、あらゆる媒体を使用した作品の収集・発表・解釈を使命としており、これらの作品を次世代に継承していくことを目的とした保存活動に取り組んでいる。アート教育の先駆者であるMOCAは、あらゆる年齢層とバックグランドの人々の利益になるような受賞プログラムを提供してきた。一般ツアー、無料の日曜ワークショップ、アート・トーク、10代の若者のインターン制度、地域コミュニティーとのコラボレーションなど多岐に渡る。
【アーティストプロフィール】
■森万里子(Mariko Mori)
ビジュアルアーティスト。国際的に絶賛されている美術家で、現在はニューヨークを拠点に活動を続けている。文化服装学院で学んでいた一方で1980年後半ごろにはファッションモデルとしても活動し、ここでの経験が彼女の初期の作品「Play with me」をはじめとした創作活動へ多大な影響を与えることなった。2003年にオーストリアのブレゲンツ美術館で展示されたインタラクティブなインストレーション『Wave UFO』で世界的な認知度を高め、その作品は、2005年にイタリアで開催された現代美術の展覧会『ヴェネツィア・ビエンナーレ』にも出品された。1997年の47回ヴェネツィア・ビエンナーレで優秀賞(Menzioni d'onore)や、2001年には第8回日本現代藝術奨励賞など、様々な賞の受賞歴を持つ。アート・テクノロジー・仏教・スピリチュアルな思想などの融合に関心を抱き、彼女が今回手がけたTシャツ・デザイン『White Hole: the light of creative energy』にも反映される。
■ガエル・ガルシア・ベルナル(Gael García Bernal)
俳優。メキシコ出身の俳優ガエル・ガルシア・ベルナルは、アカデミー賞外国映画賞にノミネートされた『アモーレス・ペロス』で長編映画デビューを果たした。彼のパフォーマンスは、シルバー・アリエル賞(メキシコでいうオスカーと同等)、シカゴ国際映画祭シルバーヒューゴ賞の両方で主演男優賞を獲得した。その後もアカデミー賞にノミネートされた出演映画は『天国の口、終わりの楽園』、『アマロ神父の罪』、『バッド・エデュケーション』そして『バベル』など多数。また、輝かしい功績をあげる俳優業に加えてディレクターとプロデューサーの両方の役割も担う。彼の盟友でもある俳優のディエゴ・ルナとプロデューサーのパブロ・クルスと共に、映画製作会社『Canana』を設立し、多岐に渡る活躍を見せている。彼によるTシャツデザインは、1980年代後半にチリでピノチェト政権を倒すこととなった学生デモの"No"という投票にインスパイアされており、彼はこのシンボルを若さと教育を勇気づけるパワーの象徴と捉えている。
■シュ−・ビン(XU Bing)
アーティスト。中国の重慶に生まれ北京で育ち。1977年に北京の中央美術学院に入学し版画を専攻し芸術家としての道を本格的に歩みだした。同大学にて学士と修士の両方を取得し、天安門事件後にアメリカへ移住。最近では、北京とブルックリンにある彼のスタジオで制作している。独創的な「偽漢字」や「新英文書法」(英文漢字)を通して東洋と西洋の文化の融合を試み、アジアの現代美術への国際的評価を高める。自らの文化に根ざし、そこから創造的な飛躍を目指す姿勢は、アジアの現代美術家の指標となり、今や中国のみならずアジア・欧米の現代美術界で先導的役割を果たす重要アーティストとして活躍し続けている。そんな彼によるTシャツデザインは、彼が手がける最近の作品に関連性がある。それは、新たなビジュアル・ランゲージや"oracle of modern times"(現代の予言)いった、幅広く解釈できるシンボルで構成されている。
【アイテム詳細】
Tシャツ
デザイン:森万里子 / ガエル・ガルシア・ベルナル / シュー・ビン
価格:各¥3,150(税込)
販売日:2012年11月23日(金)
【問い合わせ先】
リーバイ・ストラウス ジャパン 消費者サービス
0120-099-501