2019年冬のおすすめメンズダウンジャケットを特集。冬の防寒にマストハブなダウンアウターから、人気ブランドをピックアップ。カナダグース (CANADA GOOSE)や水沢ダウン、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)、ユニクロ(UNIQLO)は暖かさの秘密も一緒に紹介。その他、モンクレール(MONCLER)やウールリッチ(WOOLRICH)、タトラス(TATRAS)といったブランドの新作も紹介する。
インナーダウンとして使える薄手のモデルから、しっかり防寒の機能性アウター、街着に最適なおしゃれなデザインなど多彩なダウンジャケットが登場するので、この冬のアウター選びに役立ててほしい。
暖かさの秘密
北極や南極に滞在する研究者やアスリート、エベレスト登頂を目指す登山家などにも愛用されるほどの防寒性を誇るカナダグース (CANADA GOOSE)のダウン。軽量ながら暖かさを保つ秘訣は、製品に応じたダウンのブレンド。最高級のダウンを用いて、自社開発した4種類のブレンドを採用している。
加えて、フードにあしらわれたコヨーテのリアルファー、冷気の侵入を防ぐリブニットの袖、裏地にフリースを採用したポケットといったディテールによって、保温性をより一層高めている。
カナダグース (CANADA GOOSE)の人気ダウンジャケット「ジャスパー パーカ」は、ベースとなっている「シャトー パーカ」同様、すっきり着こなせるシンプルなデザインが魅力。腰回りまでカバーするミッドレングス丈で、アウトドア、タウンユース、スーツスタイルと、幅広く活躍してくれそう。日本人の小柄な体型にフィットするサイジングの、ベーシックな1着だ。尚、「シャトー パーカ」を買うなら、日本人の小柄な体型にもフィットするフュージョン フィットのモデルがおすすめだ。
【問い合わせ先】
カナダグース
TEL:03-6758-1789
カナダグース (CANADA GOOSE)の新作ダウン「サンフォード パーカ」は、洗練されたシルエットながら極寒の極地にも耐え得る機能性を備えたアウター。2WAYに調整可能なフードやダウン入りの襟、リブニットの袖、裏地にフリースを採用したポケットなどで、保温性を強化したシンプルなデザインとなっている。雨風の侵入を防ぎつつ、通気性も確保してくれる優れものとなっている。
【問い合わせ先】
カナダグース
TEL:03-6758-1789
暖かさの秘密
水沢ダウン最大の特徴は、防水性と耐水性だ。雨や雪などに弱く、ステッチのミシン目から水が侵入し羽毛が濡れることにより十分な保温性が保たれない、またステッチ部分の隙間よりダウンが抜け落ち易い等、「着る人にとってのダウンジャケットの弱点」に着目。縫製部分を低減させることで、これらの欠点を克服するデザインにたどり着いた。
ステッチを排除するため、縫製の代わりに採用したのは特殊な熱圧着技術。袖など縫製が必要な箇所には、裏面にシームテープ加工を施すことで対策を施し、雨や雪の日の快適性を飛躍的に向上させた。
DESCENTE ALLTERRAIN×JOHN ELLIOTT ANCOR Basic Model 100,000円+税
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)とジョン エリオット(John Elliott)がコラボレーションした水沢ダウンジャケットは、高い保温性をキープする熱圧着ノンキルト加工をV字型に配し、暖かさをキープしつつシャープなシルエットに仕上げている。また、光を熱へと変換するオリジナル素材の裏地や、デバイスをポケットに入れたまま操作できるクリアポケットといった、快適な仕様にも注目したい。
発売日:2019年11月22日(金)〜
「ほぼ日の水沢ダウン」は、軽量で保温性・防水性に優れた水沢ダウンに、ニットデザイナー・三國万里子による網柄の裏地をあしらったアウター。メンズはショート丈とロング丈の2種類を用意する。渋谷パルコ限定で登場するのは、やや赤みの入ったダークブラウンの「ココア」カラー。暗いトーンになりがちな冬の着こなしに、明るさや柔らかさをもたらす絶妙な色合いだ。
発売日:2019年11月22日(金)〜
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)とグラフペーパー(Graphpaper)のコラボレーションダウンジャケットは、デサントが誇る水沢ダウンジャケットの中でも高い快適性と機能性を併せ持ったハイスペックモデル「マウンテニア」がベースとなっている。ビッグサイズに仕立てることでサイズの概念を無くし、あらゆる体型に合うよう設計されている。
発売日:2019年10月26日(土)〜
暖かさの秘密〈ハイブリッドダウンアウター〉
ユニクロ(UNIQLO)「ハイブリッドダウンアウター」のポイントは、中綿とダウン2つのいいとこどり。東レとユニクロで開発した新素材の吸湿発熱中綿は、身体から出てくる水蒸気で発熱。もこもこせず、毛抜けしないため、動きの多い部分に使うことで“動きやすく・暖かい”仕様に。
しっかり暖めたい体の中心部分にはプレミアムダウンすることで、衣服内を余すことなく保温してくれる。
ユニクロ(UNIQLO)のハイブリッドダウンアウターは、プロスノーボーダー・平野歩夢の競技用ウエア開発から着想。競技中の動作や人間の身体構造をもとに考えられた設計を、日常着としてのダウンアウターに落とし込んでいる。ミニマルで洗練されたシルエットと、動きやすさが嬉しいダウンジャケットだ。
発売日:2019年9月16日(月)〜
・ハイブリッドダウンアウター:暖かさと動きやすさを両立
・シームレスダウンパーカ:タウンユースに最適・ビジネスシーンにも
・ウルトラライトダウン:軽量・コンパクト・インナーに使える
「シームレスダウンパーカ」は、2019年秋冬シーズンからマットな質感の素材を採用したことで、ソフトな着心地とクリーンな印象にアップデート。よりスタイリッシュに着こなせそうだ。また、パターンメイキングによってフードに立体感を与えつつ、ネックラインからフードにかけてのカッティングによって顎にフードが当たりにくい仕様に。ポケットには止水ファスナーを用いることで、雨風を通しにくい工夫がなされている。
インナーダウンとして使用する人も多い「ウルトラライトダウン」のコンパクトベストやコンパクトジャケットには、中に着用する衣類との静電気を軽減する加工を施した生地を、2019年秋冬から裏地に採用。背中に沿うシルエットの定番型ジャケット・ベストはステッチの糸にこだわり、下糸を太くすることで羽毛が抜けにくい仕様に。また、肩の真上からステッチの位置をずらすことで冷気を入りにくくしている。
暖かさの秘密
ザ・ノース・フェイスの保温性の鍵を握るのは、「クリーンダウン」と「光電子」をブレンドした中綿。「クリーンダウン」は、ダウンに付着するアカやホコリを高度な技術で徹底的に洗浄することにより、暖かさや軽さ、柔らかな着心地といったダウン本来の機能をもれなく発揮する。「光電子」は、身体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して、衣服内に保温効果をもたらしてくれる。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)のダウンアウター「ゴアテックス ヌプシジャケット(GTX Nuptse Jacket)」は、軽量で撥水性に優れた「ゴアテックスインフィニアム インシュレイテッドシェル」を採用。バッフルの縫製はフラットなシームシーリング加工を施した後に接着。縫い目からの水の侵入を防ぎつつ、ダウン抜けも抑える、ぬかりないディテールとなっている。
発売日:2019年10月25日(金)〜