映画『カセットテープ・ダイアリーズ』が、TOHOシネマズ シャンテ他にて2020年7月3日(金)に公開。監督は、『ベッカムに恋して』を手掛けたグリンダ・チャーダ。
物語の舞台は、1987年イギリスの閉鎖的な田舎町。音楽と詩を書くことが好きな主人公の少年・ジャベドは、パキスタンの移民であることから人種差別を受けたり、保守的な親に価値観を押し付けられたりと、鬱屈とした生活を送っている。ところがある日ジャベドは、そんな思春期のモヤモヤを吹き飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会う。音楽の力で、平凡な少年の人生に勇気と希望をもたらす、青春ストーリーが始まるー。
本作の原作となったのは、英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリスト サルフラズ・マンズールの回顧録「Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’Roll(原題)」。軽やかなストリータッチにも関わらず、時代背景をしっかりと落とし込んでいるのが特徴で、映画内容にも当時のサッチャー政権の影響からなる移民排斥運動といった国内問題も、緻密に練り込まれている。
また映画を彩る、登場人物達のファッションも忠実に再現。ポップなカラーリングをふんだんに取り入れた、80年代の若者ファッションが、当時の空気をエモーショナルに表現している。
なおティーネイジャーの登場人物たちを演じるのは、若手実力派俳優。主人公のジャベドをヴィヴェイク・カルラ、そのガールフレンドのイライザをネル・ウィリアムズ、ジャベドの幼なじみ・マットを、『1917 命をかけ た伝令』「ゲーム・オブ・スローンズ」出演のディーン=チャールズ・チャ ップマンが演じる。
映画『カセットテープ・ダイアリーズ』
公開日:2020年7月3日(金)
※当初2020年4月17日(金)公開を予定していたが延期となった。
監督:グリンダ・チャーダ
脚本:サルフラズ・マンズール、グリンダ・チャーダ、ポール・マエダ・バージェス
キャスト:ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ、ネル・ウィリアムズ、アーロン・ファグラ、ディーン=チャールズ・チャップマン、ロブ・ブライドン、ヘイリー・アトウェル、デヴィッド・ヘイマン
ムビチケ発売日:2020年3月6日(金) 各上映劇場にて
※一部劇場を除く
※特製カセットテープ付き