バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEWYORK)新宿店ウィメンズフロアが2013年3月6日(水)、リニューアルオープンする。
1990年に日本第一号店としてオープンして以来、「クラシック&モダン」をコンセプトに掲げてきたバーニーズ ニューヨーク新宿店。今回はそのイメージを一新して、よりエッジーでモードなアイテムが手に入る店舗へと生まれ変わる。内装は、アイテムの魅力を最大限に引き出すために「クリーン&シンプル」をテーマに掲げた。
リニューアルされたのは、B1~4階のウィメンズフロア。4階の「デザイナーズコレクション」フロアはハイエンドなコレクションブランドが並ぶ、モード感の強いエリアとなった。ジル・サンダー(Jil Sander)や、ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)、カルヴェン(CARVEN)などのインポートから、サカイ(sacai)やミュベール(MUVEIL)といったドメスティックまで、エッジの効いたラインナップ。シーズンの注目アイテムが一目で分かるポップアップコーナー「バーニーズショーケース」では、6日からサンローラン(Saint Laurent)とザ ロウ(THE ROW)がクローズアップされる。頭や手にシューズをはいたマネキンに見られるような、ユニークな演出もポイント。
フロアの半分以上のスペースを使ってシューズが大胆にディスプレイされているのが、3階の「シューズ/コンテンポラリー デザイナーズ」フロアだ。白を基調とし、家具や床もナチュラルな雰囲気の店内には、ピエール アルディ(PIERRE HARDY)、クロエ(Chloé)、ジバンシィ(Givenchy)などの海外メゾンのシューズが並ぶ一方で、佐藤葉子の手がけるピッピ(Pippi)も取り扱われるなど独自のセレクトが光る。ウェアも、大人気のアレキサンダーワン(ALEXANDER WANG)や3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)からJ.クルー(J.Crew)の元デザイナーが手掛けたことで注目の、マリッサ ウェッブ(Marissa Webb)まで、若手ブランドのアイテムが豊かに揃った。
アンティーク調の家具やウッディな家具が店内を盛り上げる、2階の「コンテンポラリー カジュアル」フロアでは、ハットやストール、ベルトといった小物や、デニムなどのカジュアルなアイテムが充実。ブランドもアクネ(Acne)やラグ&ボーン(rag & bone)、エムエム⑥(MM⑥)などリラックススタイルが中心となり、ワンフロアでコーディネートが完成するようなラインナップだ。
1階の「バッグ/ジュエリー」フロアはシンプルかつ高級感あふれるたたずまい。クロエ(Chloé)やバレンシアガ(BALENCIAGA)といった定番バッグから、バーニーズ ニューヨークでしか手に入らない限定アイテムまで、幅広い品揃え。特に、厳選してセレクトされたアンティークのジュエリー達は一見の価値ありだ。時計もジュエリー感覚で着用できるものが中心にショーケースに並ぶ。
カジュアルと服飾雑貨のフロアから変更となったB1階の「ギフト/ベビーギフト/ブライダルサービス/スキンケア,フレグランス」フロアは、フレグランスやリビンググッズ、オブジェなどが所せましと並ぶ。支持を集めるファブリックケアブランドのザ・ランドレス(THE LAUNDRESS)やディプティック(diptyque)のコスメなどは、ギフトにも最適。バーニーズ ニューヨークオリジナルであるユニークな人顔のマグカップやポットは、日々の暮らしに笑顔をもたらしてくれそうだ。さらにブライダルのサポートサービスも設置されるので、こちらにも期待したい。
また、9・10階には「パーソナルショッピングサービススペース」を新設。顧客に個別で質の高いもてなしを提供するだけでなく、デザイナーのトランクショーやファッションとカルチャーにフィーチャーしたパーティなどが開催される。洋服だけでなく、音楽やアート、カルチャーなど、ファッションを広くとらえたバーニーズらしい新たな試みだ。
ファッションという概念を大きくとらえ、「ミックス」というテーマを長年意識してきたバーニーズ ニューヨーク。今回はそのテーマをさらに深めた、価値あるリニューアルとなりそうだ。