ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)の2013-14年秋冬コレクションが、パリファッションウィークで発表された。1930年代に人気を博したフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースという男女ペアのダンサーがインスピレーション源だ。
ミュージカルや映画、舞台などで活躍したふたりを、まるでミックスさせたような感覚のコレクション。メンズライクなクラブストライプやレジメンタルの生地や、スポーティなフォルムのブルゾンに、草花モチーフのビーズやスパンコール、スワロフスキー・エレメンツによる豪奢な刺繍が施されている。また今季は少しレトロな雰囲気のある壁紙のようなシノワズリの柄も特徴。
メンズのシルエットを持つワードローブに、女性ダンサーのドレスの裾についているようなイメージのフリンジやフェザー動きが、フェミニンさを加えている。足元にはマニッシュなレースアップシューズを合わせて。またティディーベアで有名なドイツのシュタイフ社とコラボレーションしたコートも登場した。